性感染症はいま、若い人たちを中心に流行しています。最近流行している性感染症の特徴、
それは「症状が現れにくい」ということです。以前の日本で流行していた性病は、
感染するとはっきりとした症状が現れることが多く(もちろん例外もございます)、
感染したことが本人に比較的早くわかったのですが、
最近の性感染症は感染した本人でさえ気づかないことがあるのです。
症状が現れないからといって、放置しておいてよいわけではありません。
例えば性器クラミジア感染症の場合、
感染したまま放置していると、最悪の場合は不妊になることさえあります。
また、感染に気づかないということは、知らない間に他人にうつしてしまう可能性がある、ということです。
実際、最近の性感染症の増加は、この無症状性が背景にあると考えられています。
コンドームを使用しない性行為は、性感染症に感染する可能性があります。
逆にいうと、コンドームを使用していれば、多くの場合で性感染症にかからないようにすることができるのです。
性感染症に限らず、病気は早期発見早期治療が大切です。
感染したかもしれない方は早めに病院に行きましょう。(愛知県 性感染症の話より抜粋)