PCR検査の結果はいつわかる?かかる時間を徹底解説
PCR検査とは新型コロナウイルスに、現在進行形で感染しているかを判定するための検査です。患者さまから採取した検体(唾液や鼻咽頭ぬぐい液)のなかに、新型コロナウイルスの遺伝子配列のRNAが存在しているかを検出し、判定します。
新型コロナウィルスに感染しても、無症状の方が一定数いることがわかっていますので、高齢者や持病を抱えたご家族がいる方や、海外旅行前の方はPCR検査を活用するとよいでしょう。
この記事では、PCR検査の結果がわかる時間について詳しく説明します。
目次
コロナPCR検査で結果が出るまでの時間
PCR検査を受けてから、たいてい3日以内に結果がわかります。
医療機関や検査センターによって、検査結果が出るまでの時間は、多少異なります。受診時間によっては、当日に結果がわかる医療機関もあります。
検体を摂取してから、PCR検査の結果がわかるまでの時間は、使う試薬や機械によりますがおおむね2~5時間程度です。当院では、15時までの受診であれば、自院でPCRの機械を持っているため当日に検査結果がわかります。
とはいえ日々、検査試薬の改良が進み、2020年12月時点では、最短35分で結果がわかるものも出てきました。
参照:https://www.toyobo.co.jp/news/2020/release_841.html

PCR検査と抗原検査で結果が出る時間は違う
新型コロナウイルスの検査には、PCR検査の他に、抗原検査があります。
PCR検査が新型コロナウイルスの遺伝子配列のRNAを増幅して検出するのに対し、新型コロナウイスの抗体を用いて抗原を発見するのが抗原検査です。
抗原検査は、特別な機器や試薬は不要なため、30分程度で結果がわかります。2020年12月時点では、最短4分で診断できる検査キットも販売されています。手間がかからず短時間で診断できる点は、PCR検査に比べてメリットといえるでしょう。
しかし偽陰性・偽陽性の出る可能性がより高く、精度の低い点は、抗原検査のデメリットです。新型コロナウイルスに感染しているかどうかを、より正確に診断したい場合は、PCR検査の受診をおすすめします。
参照:https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ0859K0Y0A201C2000000
検査結果がわかるのはいつ?
PCR検査を行ってから、結果がわかるまでにかかる期間は最短で当日です。
当日・翌日・翌々日で検査結果がわかるタイミングが分かれる理由としては、次のようなケースが考えられます。
当日に結果がわかるケース
- PCR検査機器があるクリニックや検査センターで、午前中に検体の採取を行った場合
翌日に結果がわかるケース
- 検査結果の数値が再検査の基準になった場合
- 郵送検査で翌日の午前中に、検体が検査機関に届いた場合
- 診断用の検査機器がない施設で検体の採取を行い、検体を検査機関に送って検査を行う場合
2日以上かかるケース
- 郵送検査で検体が届く時間が遅かった場合
- 診断用の検査機器がない施設で検体の採取を行い、検体の移送自体に時間がかかった場合
- 検査数が想定外に多く、検査を行う人員や機器・薬剤が不足している場合
新型コロナウィルスが流行しだした当初は「検査結果がなかなかこない」という事態が起こりました。これは、検査数に対してPCR検査を行える技師や機器の不足が原因でした。
徐々にこのような問題は解決され、現在では当院では最短で当日に検査結果がわかるようになっています。

PCR検査にかかる時間
PCR検査を行うにあたって、かかる時間の詳細を紹介します。

PCR検査を行うにあたって、検体の採取を行います。
検体は、鼻咽頭ぬぐい液か唾液です。新型コロナウイルスは上気道から感染するため、鼻咽頭ぬぐい液や唾液の中に、ウイルスが多く存在していると考えられます。
なお鼻咽頭ぬぐい液と唾液は、同程度の検出感度で診断できるとされています。
当クリニックの場合は、ご来院いただいてから検体の採取をして、お会計までにかかる時間は20分程度です。

検体からコロナウィルスの遺伝子を抽出します。
- 採取した検体は、ウィルスの感染力がなくなるよう、試薬を使って不活化します。
- その後、ウィルスの遺伝子増殖作業を行います。
所要時間は1〜2時間程度です。

増殖した遺伝子から、新型コロナウィルスの遺伝子を検査機器で見つけます。
いわゆるPCR検査といわれるもので、検査には1〜2時間程度かかります。

PCR検査を行った結果をパソコンで解析します。
陽性の場合は症状の程度に合わせて、入院の指示や、専用の宿泊施設または自宅での待機指示などがあります。

PCR検査の結果が陽性か陰性かは、web・スマートフォンのアプリなどで随時お知らせします。
郵送の場合、お住まいの場所にもよりますが、結果が判明してから1〜3日程度でお届けします。
PCR検査で陽性反応が出た場合
PCR検査の結果が陽性だった場合は、新型コロナウィルスに現在進行形で感染している可能性が極めて高い状態です。
医療機関や保健所でPCR検査を受けた場合は、医師や保健所の指示に従ってください。
医療機関以外のPCR検査を受けて、陽性反応が出た場合は、速やかに医療機関や保健所に連絡し、指示に従いましょう。
無症状や軽症の場合、地域によっては、自宅や施設で療養します。陽性反応が出た方を対象に、保健所が都道府県や国と連携し、必要に応じて積極的疫学調査を実施します。
PCR検査を受けて陽性だった場合に行うこと
- 職場・学校など、所属している団体へ連絡
- 自分が介助者で家族に要介護者・障がい者がいる場合は、自治体の地域包括支援センターに連絡
- 入院または自宅・施設での療養
介護や介助が必要なご家族がいて、ご自身が介助者の場合は、自治体の地域包括支援センターに連絡してください。自治体によりますが、短期入所協力施設や、ケア付き宿泊療養施設などで、一時保護などの福祉的ケアやサービスを受けられます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/
PCR検査で陰性反応が出た場合
当クリニックでは、PCR検査を無料で受けられた方に、全国旅行支援に対応した検査結果通知書 (陰性証明書の代わりになるもの) の即日無料発行が可能です。陰性証明書の発行が必要な場合は、5,000円で発行しておりますので、全国旅行支援、海外への渡航やお仕事の都合で必要な場合はお申し付けください。
PCR検査の結果は、残念ながら100%の精度ではありません。新型コロナウイルスに感染していても、PCR検査で陰性反応が出る(偽陰性)ケースもあることを知っておきましょう。
基本的にPCR検査の結果が陰性の場合は、普段通りの生活を送っていただいてかまいません。マスクの着用や3密を避けるなど、引き続き感染予防に努めましょう。
濃厚接触者の方は、PCR検査の結果が陰性だったとしても、ウイルスが体内に潜伏している可能性を否定できません。感染者と接触後14日間は、健康状態を確認しながら不要不急の外出を自粛しましょう。
(*陰性証明書の詳細については https://rapid-pcr.com/inseishoumei)
無料PCRクリニックを全国の駅近55箇所で運営中。お近くの店舗から検査を受ける事が出来ます。
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都道府県別の店舗数:
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神奈川県(12店舗)
千葉県(5店舗)
埼玉県(3店舗)
静岡県(3店舗)
愛知県(5店舗)
岡山県(2店舗)
岐阜県(1店舗)
滋賀県(1店舗)
※PCR検査をご希望の方は、是非、店舗一覧ページからお近くの検査センターまでお越し下さい。
※また、お問い合わせに関しましては、PCR検査を受けられる店舗にお問い合わせ下さい。