人食いバクテリア症なんて
怖い名前の病気が存在します。
人食いなんてお名前ドキドキしちゃいますね
去年、感染者数が過去最大に上り
日本臨床微生物学会の症例報告として
風俗店を利用した男性が陰部に
発症した例もあります。
ほんの少しだけ念頭に置いておいていただくと
いいかもしれません。
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劇症型溶血性レンサ球菌感染症
人食いバクテリア症は
劇症型溶血性レンサ球菌感染症
とも言われる病で
レンサ球菌による感染症です。
通常はレンサ球菌に感染しても
無症状のことも多く、
ほとんどは咽頭炎や皮膚の感染症に
とどまります。
しかし稀に急激に症状が進行する
重篤な疾患となることがあります。
(小児が多く罹患するA群溶血性
レンサ球菌感染症とは区別されます。)
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どんな病気？
初期症状としては、手足の痛み、腫れ、
発熱、血圧低下などで
発病から進行が非常に速く
発病後数十時間以内には、
重症の呼吸困難や多臓器不全等を引き起こし
ショック状態から死に至ることもあります。
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わかること
一般に、はっきりした感染源も明らかでなく
健康な30代以上（50代から60代がピーク）の
男女に突然発症するのが特長です。
また、デンマークでの研究では無症状の
ヒトの約2％がA群レンサ球菌をのどに保菌
（感染しているが発病しない状態）
していたとのことです。
基本的な予防が大事です
感染経路は明らかになっていない部分が
多いですが、うがいや手洗い等の一般的な
感染症予防に努めるとともに
ケガをした際の傷口はよく洗い、
消毒することで清潔に保ちましょう。
