当院で取り扱っている梅毒の治療方法には
注射と内服薬がございます。
ご希望やライフスタイルに合わせて
お選びいただけます。
注射による治療
海外では一般的に行われている
治療方法です。
日本では2021〜2022年にかけて
承認されました。
ファイザー株式会社
『ステルイズ®水性懸濁
筋注シリンジ』を早期梅毒であれば
単回注射します。
後期梅毒であれば週に1回、
計3回、筋肉内に注射します。
注射後4週間後に再検査を行います。
ペニシリンアレルギーの方は禁忌のため
注射治療がうけられません。
デメリットとして注射による痛みが伴いますが
メリットとして内服薬と比べて飲み忘れがない、
他人に見られる心配がないことが挙げられます。
内服薬による治療
いままで日本国内で取り扱われていた治療方法です。
当院ではカプセル錠の抗菌薬を
1日3回服用、2週間ごとに
検査を行い、
最大16週まで飲み続けます。
ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の
既往歴のある方は禁忌のため服用ができません。
梅毒治療直後の
症状について
治療開始後、数時間でトレポネーマ(病原体)が
破壊された事による症状が出ることがあります。
症状
39℃前後の発熱、全身倦怠感、悪寒、頭痛、
筋肉痛、発疹の憎悪
これらの症状は薬による副作用ではないため、
治療は続けていきます。
症状が現れない方もいます。
1-2日で症状は治まります。