その考え、大変です
数多くはない避妊の選択肢の一つであるピル。
低用量ピルですね。
コンドーム着用が煩わしい、痒くなる、
アフターピルは高いし避妊効果も不安…
そんな思いを抱いてる人もいるかもしれません。
まずは皆さんご一緒に、知識を深めましょう。
ステップ④では
性病予防の効果と避妊効果についても
ご説明しております。
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2020年日本産科婦人科学会/日本女性医学学会発行のガイドラインより診察に当たって
年齢、BMI、喫煙状況、血圧、片頭痛、
乳腺疾患(乳がん)の既往・家族歴、
血栓症の既往・家族歴、糖尿病、
脂質代謝異常、心疾患、肝臓・胆嚢疾患、
手術等、自己免疫性疾患、生殖器疾患など
必要な情報がたくさんあります。
乳がんや血栓症は本人だけでなく
ご家族の既往歴も重要になってきます。
服用可能なのかどうかや、
服用上の注意は人それぞれ異なるうえに
受診された病院、診察をした医師の判断になります。
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日本で取り扱われている低用量ピルは
全部で10種類以上にもわたります。
処方薬を3か月目安で飲み続け、
身体に合わなければ変更します。
合わない薬剤が続くと
身体の負担も金銭負担も
大きくなります。
自費での処方(OC)と保険での処方(LEP)と
ございます。
費用は薬剤や保険診療、
もしくは自由診療にもよりますが
1か月分で1000円ー3000円、
自費ですとおおよそ年36000円、
5年で180000円になります。
決して安くはないお値段です。
保険診療ですと支払いが自由診療と
比べて安いイメージですが
1度に最大3か月分までの処方しかできないため(低用量ピルに関して)
薬が切れる前に必ず通院が必要なのと
診察料が来院のたびにかかってくるため
薬剤によっては自費に近い費用に
なってしまったりもします。
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まず、性病はピルでは防げません。
そのため性病の感染対策に関しては
コンドームの着用が必要です。
ピルの避妊効果についてですが
すべてのピルに必ず避妊効果が
期待できるわけではございません。
他の子宮内膜症といった治療目的のピルであれば治療効果は得られますが
避妊効果がないもの、低いものもございます。
ピルを飲んでいれば大丈夫…
ではございません。
避妊効果を希望であれば、
医師に伝え目的に合ったピルを
服用しましょう。
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最後に
服用の効果として主に
肌荒れ、PMS、PMDD、月経痛の改善、
薬剤によっては月経移動も可能であったりとてもメリットが多い薬ではあります。
ですが副作用であったり投与に関して
慎重にならなければいけない
お薬でもあります。
そして毎日、同じ時間に服用しなければならない手間がございます。
ネガティブなイメージを持たれる
必要はありませんが
受診された医師でない限り
他人にお薬などを含め
処置、処方を勧めないよう
お願い致します。