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アジスロマイシンはクラミジア感染症状に効く?治療の効果と薬の服用方法

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アジスロマイシンはクラミジア感染症の治療薬ですが「効果があるの?」「正しい服用方法は?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

抗生物質であるアジスロマイシンは服用時にいくつか注意点があり、不適切な服用方法では効果の減少や、副作用のリスクが高まります。

この記事では、アジスロマイシンの効果や正しい服用方法を解説します。

アジスロマイシンの基礎知識を身に付け、クラミジア感染症の完治を目指しましょう。

目次

アジスロマイシンとは?

アジスロマイシンは「マクロライド系」と呼ばれる抗生物質の一種です。

さまざまな細菌感染症の治療に用いられますが、クラミジア感染症の治療においては第一選択薬として広く使われています。

効果のある細菌感染症
  • 呼吸器感染症
  • 皮膚感染症
  • 副鼻腔炎
  • 歯周病

アジスロマイシンは細菌に直接作用するのではなく、分裂や増殖に必要なタンパク質を作る器官の働きを阻害して細菌の増殖を抑えます。

薬剤の特徴としては、服用後も長時間にわたって体内に留まり、感染部位に高濃度で移行する点です。

クラミジア感染症の治療薬としては、一度の服用で1週間も効果が持続します。

しかし、アジスロマイシンに耐性を持つ菌も報告されており、感染した菌の種類や状況によっては、一度の治療で完治しないケースもあります。

クラミジア感染症の基礎知識

クラミジア感染症は、日本で最も多い性感染症です。

感染原因は「クラミジア・トラコマチス」という細菌であり、治療は抗生物質の投与がおこなわれます。

特に、クラミジアは若い世代での感染者が多く、男性に比べ女性の方が多い傾向があります。

また、クラミジア感染症は感染場所や症状の出る部位に個人差が大きく、他の感染症や病気との見分けがつきにくい特徴があります。

クラミジア感染症に対する市販薬はなく、医師の診断と処方箋が必要です。

万が一、感染してしまった際は自然治癒しないため、医療機関での検査や治療を受けましょう。

クラミジアの感染経路と症状

クラミジアの感染経路は、感染している人の体液が性器や口内などの粘膜に触れ増殖することで感染します。

菌は精液・膣分泌液のみならず、唾液も含まれるため、キスやオーラルセックスでも感染する可能性があるため注意が必要です。

また、クラミジアは性器以外の結膜にも感染するため、体液が付着した手で目を触ると結膜炎などの症状も発症します。

細菌の中でもクラミジアは弱く、体液・粘膜から離れると増殖できず死滅します。

そのため、タオルの共有や飛沫感染によって移る可能性はありません。

クラミジア感染症の症状は男女で大きな差があり、男性の場合は尿道に感染することが多く、かゆみや排尿痛・尿道の違和感などが発生します。

一方、女性の場合は自覚症状がない場合も多く、妊婦検診や不妊治療の際に発覚する場合も少なくありません。

また、クラミジアは菌の名称であり、感染場所によって症状や病名が異なります。

病名特徴症状
子宮頸管炎・女性の場合尿道ではなく膣や子宮頸管にクラミジアが感染する
・感染に気づかず放置していると不妊症につながる
・おりものの異常(臭い・量)
・かゆみ
・下腹部痛
・不正出血
尿道炎・クラミジア菌が尿道に感染することで起きる・排尿痛や尿道の違和感
・尿道周辺のかゆみ
・粘り気のある膿が出る
咽頭クラミジア・オーラルセックスなどによって喉にクラミジア菌が感染することで起きる・発熱
・喉の痛みや腫れ
結膜炎・結膜にクラミジアが感染することで起きる
・トラコーマとも呼ばれる
・結膜の充血
・瞼の腫れ
・目ヤニの増加
・結膜の発疹

クラミジア感染症はさまざまな症状が発症し、素人では原因を特定することはできません。

そのため、クラミジア感染症が疑われる場合や、体の不調があわられた場合は、速やかに医療機関を受診し検査してもらいましょう。

潜伏期間や無症状のリスク

クラミジア菌は潜伏期間が1〜3週間ほどと長い点が特徴です。

潜伏期間とは?

潜伏期間とは、菌の感染から症状を発症するまでの期間を指します。

クラミジア感染症は感染してから症状が出るまでの期間が長く、感染に気付かないうちに性行為をおこなって感染を広げてしまうケースが多くあります。

また、クラミジア感染症は「サイレントキラー」と呼ばれるほど自覚症状が乏しく、女性の場合は8割が無症状といわれています。

万が一、自分に自覚症状がなくても、男性パートナーの感染が発覚した際は、検査や治療を受けましょう。

クラミジアは感染に気付かないまま放置してしまうと、不妊症や子宮外妊娠など重篤な病気を引き起こす恐れがあります。

クラミジア感染症は潜伏期間が長く、無症状の場合も多いため、感染の疑いがある場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

クラミジア感染の検査方法

クラミジアは性器や喉などに感染するため、発生している症状によって検査方法が異なります。

発症場所検査方法
性器男性:尿検査
女性:膣分泌物検査
咽頭うがい液検査・咽頭ぬぐい液検査
結膜結膜擦過検査

クラミジアの検査は感染が疑われる性行為より、24時間経過していれば検査可能です。

男性の場合、性器や尿道への感染が多いため、泌尿器科や肛門科を受診します。

一方、女性の場合は産婦人科への受診が基本となりますが、腹痛などを伴う場合は内科を受診する場合もあります。

のどに症状が出ている場合は、男女問わず耳鼻咽喉科を受診しましょう。

クラミジアはさまざまな部位に感染するため、症状が最もひどく出ている部位の診療科を受診しましょう。

アジスロマイシンの服用方法とクラミジアの治療の流れ

「クラミジアってどんな治療をするの?」「アジスロマイシンの正しい服用方法は?」など、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、アジスロマイシンの服用方法やクラミジアに感染した際の治療法を解説するため、事前に把握しておきましょう。

通常の処方量

一般的に、クラミジアの治療薬としてのアジスロマイシンは、1回4錠(1,000mg)を1回のみ服用します。

アジスロマイシンは長時間体内にとどまる性質があり、1回の服用で1週間程度効果が持続する点が特徴です。

そのため、飲み忘れのリスクがなく、1度の服用でほとんどの場合治癒が目指せます。

万が一、1回の服用量を減らしてしまった場合、耐性菌を発生させる原因となります。

耐性菌とは?

正式には「薬剤耐性菌」と呼ばれます。薬の効果が効かなくなった、あるいは効きにくくなった細菌を指します。

耐性菌が増殖するとアジスロマイシンでの治療が困難になったり、重症化する恐れがあります。

一回投与と複数回投与の違い

アジスロマイシンはクラミジアの治療に関して、1回4錠(1錠250mg)の投与が一般的です。

クリニックによっては、1回2錠(1錠500mg)処方される場合もあります。

また、体格差を考慮してアジスロマイシン500mgを1日1回、2日間投与したという治療例もあります。

アジスロマイシンは医師の処方に基づき、用法用量を守り正しく服用しましょう。

医療機関での診察の流れ

クラミジア感染症で医療機関を受診した際は、まずは問診票に必要事項を記入した後、診察を受けます。

  • 現在の症状
  • 性行為の状況既往歴
  • アレルギーの有無

診察の際にクラミジアの感染が疑われる場合は、検査をおこないます。

通常、検査結果は数日後に出ますが、クリニックによっては即日精密検査に対応している場合もあります。

アジスロマイシン服用時の注意点と副作用

「アジスロマイシンは副作用があるの?」「注意すべき点は?」と、心配している方も多いのではないでしょうか。

服用する際の注意点や、副作用の内容を把握しておきましょう。

よくある副作用

アジスロマイシンはいくつか副作用があり、主に消化器系に症状が出ます。

アジスロマイシンのよくある副作用
  • 下痢
  • 腹痛
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 発赤・発疹
  • 蕁麻疹
  • むくみ

また、アジスロマイシンにアレルギーがある場合、アナフィラキシー症状を引き起こす恐れがあります。

アナフィラキシー症状は呼吸困難や喘鳴・血管浮腫などを発症し、最悪の場合命にかかわる可能性があります。

アジスロマイシンにアレルギーの既往歴がある場合は、必ず問診の際に申し出ましょう。

また、アジスロマイシンは薬の持続時間が長く、服用後数日してからも副作用が発生する場合があります。

アジスロマイシンは服用後、副作用に十分注意し経過を観察しましょう。

他の薬との併用注意

アジスロマイシンは、特に併用が禁止されている薬はありません。

しかし、併用するにあたって注意が必要な薬もあるため、事前に把握しておきましょう。

併用注意薬作用
制酸剤アジスロマイシンの血中濃度の低下により、効果がでにくくなる
シクロスポリンシクロスポリンの効果が強くなり、副作用が出やすくなる
ワルファリンワルファリンの効果を増強させてしまう
ジゴキシンジゴキシン中毒の発現率が上昇する可能性がでる
ベネトクラクスベネトクラクスの効果が減弱する恐れがある

現在、薬を服用している方は必ず医師に申告しましょう。

アルコールとの関係性

アジスロマイシンを服用する際は、アルコールの摂取を控えましょう。

他の抗生物質と異なり、アジスロマイシンは肝臓で代謝がおこなわれる薬剤です。

服用中にアルコールを摂取すると、肝臓へ過度な負担がかかる可能性があります。

また、アルコールによって薬の代謝が高まると、薬剤の血中濃度が高まり、副作用のリスクも増加します。

アジスロマイシンの服用期間は、肝臓への負担や副作用のリスクを顧慮して、アルコールの摂取を避けましょう。

再発や再感染のリスク

クラミジア感染症は適切な治療で治癒するため、再発の可能性が極めて低い感染症ですが、再感染のリスクは高いため注意が必要です。

女性の場合はクラミジアに感染しても80%の方が無症状といわれており、感染していることに気づかずにパートナーに移してしまうケースが少なくありません。

また、治療をおこなったとしても、パートナーが未治療だと再感染を繰り返します。

パートナーから再感染しあうことを「ピンポン感染」と呼び、防止するにはパートナーと一緒に治療することが重要です。

治療後もクラミジアの菌が残っている可能性があるため、必ず陰性を確認するまでキスやオーラルセックスを含む性行為は控えましょう。

クラミジアはアジスロマイシンの一度の服用で治癒しますが、不適切な服用は薬剤耐性菌を生むリスクを高めます。

医師や薬剤師の指示に従い、用法用量を守り正しく服用しましょう。

アジスロマイシン服用後も1~2週間ほどはクラミジアの菌の死骸が残っており、陽性反応が出る可能性があります。

そのため、クラミジアは服用から2〜3週間以上経過後に再検査をおこないます。

クラミジアは正しい治療で治癒できますが、不適切な服用方法や、完治前の性行為によって再感染のリスクが高まるため、医師の指示に従いしっかりと完治させましょう。

まとめ

クラミジア感染症は日本で最も多い性感染症ですが、アジスロマイシンの正しい服用によって治癒可能です。

この記事のまとめ
  • クラミジアの治療はアジスロマイシン1回4錠が処方され、適切な服用により治癒できる
  • アジスロマイシンは消化器系の副作用が多く耐性リスクもあるため正しく服用すべき
  • クラミジアは無症状の場合も多く、ピンポン感染を防ぐためカップルでの治療が重要
  • 再検査は擬陽性の可能性を考慮して2~3週間後に再検査し、陽性が確認されるまで性行為は控える

クラミジアは無症状の場合が多く、放置すると男女共に深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

感染が疑われる場合はパートナーと共に、早急に検査・治療を受け再感染防止に努めましょう。

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