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肛門ヘルペスの症状とは?痔との違いやうつる仕組み・再発予防までを解説!

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肛門周辺に痛みや違和感があると「ただの痔だろう」と自己判断している方も多いのではないでしょうか。

肛門ヘルペスと痔は間違えやすい病気ですが、原因や治療法が異なります。

この記事では、肛門ヘルペスの症状や痔との違い、再発予防策まで解説します。

肛門ヘルペスは早期発見・早期治療にて重症化を防げるため、正しい知識を身に付けておきましょう。

目次

肛門ヘルペスの症状

肛門ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって肛門周辺に症状が現れる性感染症の一つです。

初期段階では、チクチクとした違和感やかゆみから始まり、次第に強い痛みを伴う小さな水ぶくれ(水疱)や潰瘍へと進行します。

肛門ヘルペスの症状
  • 肛門痛
  • 発赤や腫れ
  • 小さな水疱や潰瘍
  • 出血(紙につく程度)
  • 肛門違和感
  • 痒み(痛痒い)
  • 灼熱感
  • 排便困難

肛門ヘルペスは排便時や歩行時に激しい痛みを引き起こし、日常生活に大きな支障をきたす場合があるため注意が必要です。

初期症状に気づいた際には、速やかに医療機関を受診し、適切な抗ウイルス薬による治療を開始しましょう。

痔との違い

「肛門に痛みがあるけれど痔かな?」「市販の痔の薬を塗っておこう」など、肛門に痛みや違和感があると痔を疑う方も多いでしょう。

肛門ヘルペスと痔の違いは症状の見た目(病変の形態)と、痛みの性質によって見分けます。

痔はいくつか種類があり、痛みや症状が異なります。

痔核(いぼ痔)は肛門のイボ状の腫れを指し、内痔核(ないじかく)外痔核(がいじかく)があります。

内痔核

内痔核は肛門の奥の粘膜部分にイボができ、痛みはほとんどありませんが、排便時の出血や痔核が肛門から外へ脱出することで気づきます。

外痔核

外痔核は肛門の外側の皮膚部分にイボが発生し、痛みを伴うことが多く、腫れやしこりとして自覚しやすい痔です。

その他にも、肛門の皮膚に線状の裂け目ができる切れ痔や、膿や激しい痛みと腫れをともなう痔ろうなどもあります。

一方、肛門ヘルペスは、赤く腫れた皮膚の上に、複数の小さな水疱がブドウの房のように集まって形成されるのが特徴です。

肛門ヘルペスでは水疱が破れたあとに潰瘍になり、ズキズキとした激しい灼熱感や神経痛のような鋭い痛みを伴います。

痔と肛門ヘルペスは病変の形態や痛みの質によって見分けられますが、どちらか分からない場合は医療機関を受診して医師に診断してもらいましょう。

肛門ヘルペスがうつる仕組み

肛門ヘルペスは性感染症(STD)の一つであり、単純ヘルペスウイルス(HSV)が原因です。

単純ヘルペスウイルス(HSV)は、主に皮膚や粘膜の直接的な接触を通じて感染が成立します。

具体的には、感染者の水疱や潰瘍に含まれる大量のウイルスが、接触相手の肛門周辺の皮膚や粘膜の小さな傷から侵入することで発症します。

肛門ヘルペスの主な感染経路はアナルセックスですが、性器や口唇にヘルペス病変を持つ人とのオーラルセックスによって、ウイルスが肛門周辺に付着することでも感染する可能性があるため注意が必要です。

肛門ヘルペスの感染経路
  • アナルセックス・オーラルセックス
  • 性器同士の接触
  • 自家感染
  • 水疱や体液が付着したタオル、食器、便座などの共有

また、ウイルスが付着した手で自身の肛門周辺を触る「自家感染」のリスクも存在するため注意が必要です。

単純ヘルペスウイルスは、多くの人が子どもの頃に感染しており、一度感染すると症状が治まっても体から排除されることなく、神経節という神経の根元に潜伏し続けます。

そのため、疲労やストレスなどによって体の免疫力が低下すると、潜伏していたウイルスが再び増殖し、症状が再発します。

また、ヘルペスウイルスはタオルや食器・風呂場の椅子などからも間接的に感染する可能性もあります。

水疱や潰瘍が形成されている急性期は、最も感染力が強くなるため他者との接触は避け、自家感染にも注意しましょう。

肛門ヘルペスの検査機関

肛門ヘルペスを疑う症状が現れた場合、速やかに医療機関で検査を受けることが、早期の診断と治療開始のために極めて重要です。

ここでは、肛門周辺のヘルペス感染を正確に把握するための具体的な検査の流れや、プライバシーに配慮した匿名検査の活用について解説します。

検査の流れ

肛門ヘルペスの診断は医師による視診と、必要に応じてウイルスの有無を調べる検査によって進められます。

性感染症である肛門ヘルペスの検査は、主に以下の診療科で受診できます。

  • 泌尿器科
  • 性病科
  • 婦人科
  • 皮膚科

肛門ヘルペスの検査は、症状の問診から始まり、肛門鏡などを用いた視診をおこないます。

発症初期は症状が軽微なため視診だけでは診断が難しく、肛門周辺のヘルペスと痔との区別が付きにくい場合も少なくありません。

そのため、視診後は腫れや水疱・潰瘍している部分の検体を採取し、抗原キットにて検査をおこないます。

一方、血液検査で抗体価を調べる場合は、結果が出るまでに一週間以上かかる場合があるため、肛門部分に水疱や潰瘍などの症状が出ている場合は、検査結果を待たず治療を開始する場合も多くあります。

匿名検査も活用

「周囲に肛門ヘルペスだとバレたくない」「病院での呼び出しで名前を呼ばれたくない」など、性感染症で病院を受診する際に不安を抱えている方も多いでしょう。

性感染症の検査を受けることに抵抗を感じている方は、匿名による検査がおすすめです。

肛門ヘルペスは性感染症の一種であり、プライバシーへ配慮をした匿名での検査ができます。

特に、性感染症専門クリニックでは、匿名検査や番号での呼び出しなど、プライバシーへの配慮がされています。

匿名検査では氏名や住所を明かさずに肛門ヘルペスの検査を受けられ、保険証の提示も必要ありません。

医療機関によっては匿名での検査に対応していない場合もあるため、事前にホームページや電話にて確認しておきましょう。

肛門ヘルペスの治療タイミング

「肛門に違和感があるけれどすぐに受診すべき?」「水泡や潰瘍ができているけれど自然治癒する?」など、治療するタイミングにお悩みの方も多いでしょう。

激しい痛みや潰瘍を伴う肛門ヘルペスは、症状が重くなったり、再発を繰り返したりするため、早期の適切な治療が重要です。

単純ヘルペスウイルス(HSV)の増殖を抑える抗ウイルス薬は、ウイルスが増え始めた初期の段階で最も高い効果を発揮します。

そのため、水疱や潰瘍が出現する前や、出現して間もない初期段階での治療が理想的です。

肛門に痛みや違和感がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

肛門ヘルペスの治療薬

肛門ヘルペスの治療の中心となるのは、抗ヘルペスウイルス薬です。

抗ヘルペスウイルス薬は、主に以下の内服薬が使用されます。

  • バラシクロビル塩酸塩
  • アシクロビル
  • ファムシクロビル

肛門部分に水泡や潰瘍が発生している場合は、抗ウイルス薬のクリームや軟膏が処方される場合もあります。

症状が重い患者には点滴療法が用いられたり、鎮痛薬が処方されたりする場合もあるため、医師の指示に従って治療をおこないましょう。

抗ウイルス薬の使用後は、数日で症状の改善が見込めます。

肛門ヘルペスに感染した場合は、早期発見・早期治療に努めましょう。

肛門ヘルペスを再発しないために日常でできる予防方法

肛門ヘルペスは一度感染すると、原因ウイルスである単純ヘルペスウイルス(HSV)が体内の神経節に潜伏し続けるため、症状が治まっても再発を繰り返す特性を持っています。

抗ウイルス薬による治療で症状を抑えることはできますが、ウイルスを完全に体内から排除することはできません。

そのため、再発を防ぐには、ウイルスの活動を抑え込むために免疫力を高く保ち、感染リスクを日常生活の中で徹底的に排除することが重要です。

ここでは、肛門ヘルペスを再発させないために、日常で実践できる具体的な予防方法を解説します。

生活習慣を改善する

生活習慣の改善は、肛門ヘルペスを再発させないために、最も有効な予防法です。

ヘルペスウイルスは免疫力の低下した際に活発化し、水ぶくれや潰瘍などの症状を再発させます。

そのため、日頃から生活習慣を見直し、体の抵抗力を維持することが不可欠です。

日頃から十分な睡眠を確保し、過労や風邪などによる免疫力の低下を防ぎましょう。

また、食生活においては、栄養バランスの取れた食事を心がけ、体に必要なエネルギーと栄養素を安定して供給することが大切です。

ストレスは免疫力を著しく低下させるため、適度な休息や趣味などで心身をリフレッシュさせる時間を確保しましょう。

さらに、ヘルペスウイルスは外部からの刺激を受けると、ウイルスが再び活性化する場合もあるため注意が必要です。

皮膚や粘膜への刺激や、強い紫外線に長時間当たる行為は、ウイルスを活性化させてしまいます。

ヘルペスウイルスは一度感染すると一生体内に残り続けるため、日頃からウイルスの活性化を抑えて再発防止に努めましょう。

無症候排泄に注意

肛門ヘルペスの再発予防や他者への感染拡大を防ぐ上で、無症候排泄に注意が必要です。

無症候排泄とは、水疱や潰瘍などの症状が全く出ていないにもかかわらず、ウイルスが微量に排出されている状態を指します。

この時期にもウイルスを他者にうつしてしまう可能性があるため、特に性的な接触においては注意が必要です。

症状がない時期でも、性交渉時のコンドーム使用を徹底し、感染経路を遮断しなければなりません。

しかし、コンドームだけでは、肛門ヘルペスの病変部全体を覆いきれない場合があります。

日頃からパートナーとの間でヘルペスに関する理解を深め、再発予防と感染拡大防止のため症状の有無に関わらず予防意識を持ちましょう。

肛門ヘルペスの感染拡大を防ぐために

肛門ヘルペスは再発を繰り返すだけでなく、パートナーや他者へ感染を広げてしまうリスクを持つ性感染症(STD)です。

感染拡大を防ぐためには、肛門ヘルペスに対する正確な知識を持ち、日常生活や性行為において適切な予防策を講じることが重要となります。

ここでは、肛門ヘルペスの感染拡大を防ぐために注意すべき具体的な行動と、パートナーに対する適切な対応について解説します。

性行為時の注意点

肛門ヘルペスの感染拡大を防ぐには、性行為時にいくつか注意しなければならない点があります。

ヘルペスウイルスは、感染者の水疱や潰瘍部分に触れることで感染が拡大します。

そのため、水疱や潰瘍などの症状がある場合は、キスや性的接触を避けなければなりません。

肛門部分の違和感や症状が軽い場合でも、ヘルペスウイルスは活発に活動しているため性交渉はおこなわないようにしましょう。

予防策としてコンドームの使用は推奨されますが、コンドームだけでは感染リスクを完全になくすことはできません。

無症状であってもウイルスが排出される(無症候排泄)リスクも考慮し、症状がなくても日頃から感染予防の意識を持ちましょう。

パートナーへの対応

肛門ヘルペスと診断された場合、パートナーへの適切な対応は感染拡大を防ぐ上で極めて重要です。

万が一、肛門ヘルペスに感染した場合は、パートナーに正直に伝えましょう。

性感染症はパートナー間で何度も移し合う「ピンポン感染」のリスクがあるため、一緒に治療をおこなうことが重要です。

パートナーに肛門ヘルペスの症状がない場合でも、一緒に医療機関を受診し、検査を受けるようにしましょう。

肛門ヘルペスの検査をおこなえばパートナーが感染しているか、もしくは潜伏期間中か診断できます。

抗ヘルペスウイルス薬は感染初期に最も効果を発揮するため、早期発見・早期治療を徹底しましょう。

肛門ヘルペスでよくある質問

肛門ヘルペスはデリケートな部位に発症する上に、再発の可能性もあることから、さまざまな不安や疑問を抱えている方も多いでしょう。

ここでは、肛門ヘルペスに関するよくある質問を紹介するため、参考にしてみましょう。

肛門ヘルペスは便座や入浴でうつる?

肛門ヘルペスは、入浴やプールの水を介しての感染リスクはほとんどないと言えます。

しかし、感染者の水疱や潰瘍から排出されたウイルスが、洋式の便座やお風呂場の椅子など、肌が直接触れる場所に付着し、次に利用した人の皮膚の小さな傷から感染する可能性があります。

特に、肛門ヘルペスの病変が臀部や太ももにまで広がっている場合は、さらにリスクが高まります。

肛門ヘルペスの感染者との、便座や風呂場の椅子の共有は避けましょう。

肛門ヘルペスはどのくらいで治る?

肛門ヘルペスは初感染の場合2週間~4週間程度、再感染では1週間~2週間程度で治ります。

初感染では症状が重く、治癒までに時間がかかるケースが多くあります。

抗ヘルペスウイルス薬は感染初期に服用すると最も効果が得られるため、症状が現れ始めたら早めに治療をおこないましょう。

まとめ

肛門ヘルペスは単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって引き起こされ、痔とは異なり、激しい痛みを伴う水疱や潰瘍ができます。

主にアナルセックスやオーラルセックスなどの性行為によって感染しますが、多くの人は子どもの頃に一度感染しており、免疫力の低下をきっかけに再発を繰り返す場合があります。

肛門ヘルペスは初期段階で抗ウイルス薬の服用を開始すると、症状が軽く、治癒も早く完治します。

また、再発を防ぐためには、十分な睡眠や栄養バランスの取れた食事など、生活習慣を改善して免疫力を維持することが重要です。

肛門に違和感が発生したら「痔だろう」と自己判断せず、速やかに医療機関を受診しましょう。

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