梅毒は感染から3週間〜6ヶ月の潜伏期間を経て症状が現れ始める性感染症です。
そんな梅毒について、以下のように思っている人もいるのではないでしょうか。
- 梅毒の初期症状が気になる
- 感染からどのくらいで症状が出るのか知りたい
- 各病期の特徴的な症状について詳しく知りたい
結論から言うと、梅毒は感染後の経過によって第1期〜第4期に分けられ、各病期で特徴的な症状が現れます。初期は無痛性のしこりやリンパの腫れ、後期になると全身症状が出現します。
本記事では、梅毒感染からの経過と各病期の症状を詳しく解説します。また、検査法や治療法についても触れているので、梅毒への感染が気になる方は参考にしてみてください。
梅毒初期の症状とは?感染からの経過と症状の特徴

梅毒に感染すると、約3週間〜6ヶ月の潜伏期間を経て症状が現れ始めます。
梅毒は以下の段階で進行します。
- 第1期(感染後3〜6ヶ月):性器や口唇などに無痛性の硬いしこりや潰瘍が出現し、足の付け根のリンパ節が腫れる。
- 第2期(感染後3ヶ月〜3年):手のひらや足の裏のバラ疹、発熱、全身の倦怠感、関節痛などが現れる。
- 第3期・第4期:現代では適切な治療により稀だが、重篤な合併症を引き起こす可能性がある。
初期症状は治療せずとも一時的に消失しますが、梅毒が治ったわけではなく体内で進行し続けています。
感染の可能性がある場合や気になる症状がある場合は、早めに医療機関で検査を受けることが重要です。
梅毒感染からの経過と主な症状
梅毒の感染から症状の出現までは一定の期間を要し、特徴的な経過をたどります。
梅毒の症状は段階によって以下のように異なります。なお、第3期・第4期は現代ではほとんど見られません。
病期 | 経過期間 | 主な症状 |
---|---|---|
第1期 | 感染後3週間~3ヶ月 | 硬いしこりや潰瘍、リンパの腫れ(足の付け根) |
第2期 | 感染後3ヶ月~3年 | リンパの腫れ(全身)、発熱、倦怠感、関節痛 |
第3期 | 感染後3年~10年 | 皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生 |
第4期 | 感染後10年以降 | 心血管障害、神経障害など 死に至る場合も |
第1期の症状は治療をしなくても一時的に消えますが、梅毒が治った訳ではなくひそかに進行しています。そのため、気になる症状がある場合は早めに検査を受けることが大切です。
【第1期】梅毒の主な初期症状はしこりとリンパの腫れ
感染から約3週間〜6か月の潜伏期間を経て、まず第1期梅毒の症状として皮膚や粘膜に無痛性の硬いしこりや潰瘍が出現します。また、足の付け根のリンパが腫れることがあるのも特徴です。
梅毒初期の代表的な症状である硬いしこりや潰瘍は、主に性器や肛門、口唇など感染部位に発生します。大きさは小豆〜小指程度で、中心部が軟骨程度の硬さに盛り上がります。かゆみや痛みはほとんど生じません。
リンパの腫れは足の付け根(鼠径部)に発生し、こちらも痛みを伴わないことが多いです。
硬いしこりや潰瘍、リンパの腫れともに治療をしなくても一時的に消えますが、梅毒が自然治癒することはありません。梅毒トレポネーマ(梅毒を引き起こす細菌)は体内に潜んだままで症状は進行し続けるため、注意が必要です。
【第2期】全身に様々な症状が現れる
![出典:梅毒(ばら疹)[ばいどく(ばらしん)]](https://pcr.luna-dr.com/ueno/wp-content/uploads/sites/2/2025/04/49_バラ疹_onoe20230130-1.jpg)
第1期で治療を行わなかった場合、感染後3ヶ月程度で第2期梅毒に移行し、全身に様々な症状が発生します。特に、手のひらや足の裏に現れるバラ疹と呼ばれる赤褐色の発疹が第2期梅毒の特徴です。
発疹に加えて、発熱や頭痛、全身のだるさ、関節の痛み、食欲不振など、インフルエンザに似た全身症状が現れます。
感染が疑われる機会があり、これらの症状がある場合は、医療機関を受診し適切な検査と治療を受けることが大切です。
梅毒の検査法・治療法・治療後の経過

梅毒の診断は抗体検査で行われ、治療は早期に開始することが重要です。
梅毒の検査には主に以下の2種類があります。
- RPR法:現在の感染状況を示し、治療効果の確認にも用いる。
- TP抗体検査:過去の感染を含め、梅毒に感染したことがあるかを検査。
治療方法は主に2つあります。
- 内服薬(ペニシリン):2〜8週間の服用が必要。
- 筋肉注射:1回の注射で治療可能。
治療後は約1ヶ月ごとにRPR法による検査を受け、治療効果を確認することが大切です。
検査法|梅毒抗体検査を受ける
梅毒の診断を受けるには、梅毒抗体検査を受ける必要があります。
検査種類 | 特徴と目的 |
---|---|
RPR法 | ・現在梅毒に感染しているかを検査 ・値が小さくなることで治療効果を確認できる ・梅毒に感染した2週間後から陽性になる |
TP抗体検査 | ・梅毒に感染したことがあるかを検査 ・現在梅毒に感染していなくても既往歴があると陽性になる ・梅毒に感染した4週間後から陽性になる |
梅毒抗体検査には、RPR法とTP抗体検査の2種類があります。
TP抗体検査は既往歴があると陽性になるため、既往歴のある方はRPR法が陽性であれば感染していると判断できます。
既往歴のない方はRPR法とTP抗体検査のどちらも受検することが推奨されます。RPR法だけでは偽陽性の可能性もあるためです。
RPR法は、治療を進めるにつれて値が小さくなります。そのため、RPR法とTP抗体検査のどちらも陽性で梅毒に感染していると判断し、定期的にRPR法を受検し治療効果を確認するとよいでしょう。
川崎検査クリニックでは最短即日に結果が分かる梅毒抗体検査を受けられる
川崎検査クリニックは、性病検査・性病治療を行う男性専門のクリニックです。
当院の検査・治療は自由診療(匿名検査)のため保険証のご提示が不要で、家族や会社に知られることはありません。
受診の際の予約は不要なほか土日祝日も夜間まで診療しているため、すぐに検査を受けたい方や保健所の受付時間に検査に行けない方におすすめです。
川崎検査クリニックの検査種類や費用は以下の通りです。
検査種類 | 検査できる性病/結果が出るまでの日数目安 | 費用 |
---|---|---|
尿検査 | ・クラミジア/最短当日~翌日 ・淋菌/最短当日~翌日 ・マイコプラズマ/最短当日~翌日 ・ウレアプラズマ/最短当日~翌日 ・トリコモナス/最短当日~4日 ・一般細菌/最短翌日~5日 ・カンジダ/最短2日~3日 | 単品検査料金7,000円 ※セット受検で最安3,147円~/1項目 ※HPV検査のみ検査料金20,000円 |
咽頭 | ・クラミジア/最短当日~翌日 ・淋菌/最短当日~翌日 ・マイコプラズマ/最短当日~翌日 ・ウレアプラズマ/最短当日~翌日 | |
皮膚 | ・トリコモナス/最短当日~翌日 ・ヘルペス/最短当日~翌日 ・カンジダ/最短当日~3日 ・一般細菌/最短2日~5日 ・HPV/最短3日~11日 | |
採血 | ・HIV/最短当日~翌日 ・B型肝炎&C型肝炎/最短翌日~翌々日 ・ヘルペス/最短7日~30日 | |
梅毒検査 (TP抗体/RPR定量/TP定量) | ・最短当日~翌々日 |
※即日検査・治療は川崎院は14:00までの採取、上野院は12:30までの採取が対象です。
アクセス | 営業時間 | 電話番号 | |
---|---|---|---|
川崎院 | 川崎駅東口地下街より徒歩30秒 | 午前診療:11:00~15:00 午後診療:15:30~20:00 ※休診日なし | 050-1752-0375 |
上野院 | 上野駅から徒歩5分 上野御徒町駅から徒歩2分 JR御徒町駅から徒歩3分 | 午前診療:11:00~13:30 午後診療:14:30~20:00 ※休診日なし | 050-1752-0535 |
\ 川崎駅東口地下街より徒歩30秒/
\ 上野御徒町駅から徒歩2分/
治療方法|内服薬と筋肉注射の2種類
投与の方法には、内服薬と筋肉注射の2種類があります。
内服薬(ペニシリン) | 筋肉注射 | |
---|---|---|
治療期間 | 第1期:2~4週間 第2期:4~8週間 | 1回のみ (完治まで経過観察) |
投与方法 | 毎日内服薬を服用 | 注射を1回投与 |
メリット | 費用が比較的安価 | 毎日薬を服用する必要がない |
医師と相談のうえ、適切な治療方法を選びましょう。
なお、治療計画の変更や中断は症状の悪化につながる可能性があるため、医師の指示に従った継続的な治療が重要です。
治療後の経過|定期検査を受ける
梅毒の治療効果を確実に判定するには、定期的な検査による経過観察が欠かせません。RPR法の結果は、治療の進行状況を数値で把握できる重要な指標となります。
治療完了後、約1ヶ月ごとを目途にRPR法で検査を受けましょう。検査で陰性となっても、6ヶ月〜1年程度経過観察をすることが望ましいです。
また、梅毒の検査と同時にHIVの検査を受けることをおすすめします。梅毒はHIVの感染リスクを高める可能性があるため、梅毒への感染が認められたらHIVの検査も受けることが推奨されます。
梅毒の主な予防方法

梅毒を予防するためには、以下のような方法が効果的です。
- コンドームを正しく使用する
- 不特定多数との性的接触を避ける
- 定期的に検査を受ける
- Doxy PEPを使用する
それぞれの予防方法や効果について詳しく解説します。
コンドームを正しく使用する
梅毒予防において、コンドームの正しい使用は最も基本的かつ効果的な方法です。
梅毒は皮膚や粘膜の直接接触で感染するため、性器間の接触だけでなく口腔や肛門との性的接触でも感染します。そのため、あらゆる性行為において新しいコンドームを使用することが重要です。
使用時は、サイズに合ったものを選び、装着前に使用期限を確認しましょう。また、オイルベースの潤滑剤はコンドームを劣化させるため、水性やシリコン系の潤滑剤を使用します。
ただし、コンドームでカバーできない部分からも感染する可能性があるため、完全な予防は難しい点に注意が必要です。それでも、コンドームを正しく使用すれば梅毒感染リスクを大幅に減らせます。
不特定多数との性的接触を避ける
梅毒予防において、不特定多数との性的接触を避けることは非常に効果的です。
パートナーの数が増えるほど感染リスクは比例して高まります。例えば、3人のパートナーと性的接触を持てば、1人の場合に比べて単純計算で3倍のリスクとなります。
また、新しいパートナーとの関係開始時には、お互いが無自覚のうちに梅毒を持ち込む可能性があるため特に注意が必要です。
定期的に検査を受ける
梅毒は初期症状が軽微で見逃されやすく、症状がないまま進行する場合があります。そのため、自覚症状がなくても定期的な検査が重要です。特に複数のパートナーがいる場合や、新しいパートナーとの関係を始める際には検査を受けることをおすすめします。
梅毒検査は保健所で無料・匿名で受けられるほか、多くの医療機関でも受けることができます。早期発見できればスムーズに治療を進められるでしょう。
Doxy PEPを使用する
Doxy PEP(ドキシサイクリンによる曝露後予防)は、リスクのある性行為後にドキシサイクリンを服用することで梅毒感染を予防する新たな方法です。性行為後24~72時間以内に服用することで、梅毒感染リスクを減少させる効果があります。
ただし、抗菌薬の過剰使用による耐性菌出現のリスクがあるため、医師の指導のもとで適切に使用する必要があります。また、Doxy PEPはHIVなどのウイルス性感染症には効果がないため、コンドーム使用などの基本的な予防法と併用することが重要です。
梅毒は医師の診断のもと適切な治療をすることが大切

梅毒が疑わしい症状が気になる場合は、早めに医師の診断を受け、適切な治療を受けましょう。
川崎検査クリニック川崎院は、川崎駅東口地下街より徒歩30秒に医院を構える男性専用性病外来です。忙しい方でも通院していただけるよう、毎日20時(最終受付時間は19時30分)まで開院しています。
また、上野御徒町駅から徒歩2分・JR御徒町駅から徒歩3分の上野院も毎日20時(最終受付時間は19時30分)まで開院しているため、ご自宅や職場からのアクセスに合わせてご利用いただけます。
即日検査通知・処方にも対応しているため、お急ぎの方でも安心して治療を進めてられます。また、検査結果はWeb上で簡単にご確認いただけるため、結果の確認に再度ご来院いただく必要はありません。
匿名での性病検査も可能なため、家族や会社に知られないか不安な方でも安心して診察を受けていただけます。
▼川崎検査クリニック 川崎院
住所 | 神奈川県川崎市川崎区砂子2丁目1-7 太陽軒ビル2階 |
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アクセス | 川崎駅東口地下街より徒歩30秒 |
営業時間 | 午前診療:11:00~15:00 午後診療:15:30~20:00(受付時間は閉院30分前) ※休診日なし |
電話 | 050-1752-0375 |
公式サイト | 公式サイトを見る |
\ 川崎駅東口地下街より徒歩30秒/
▼川崎検査クリニック 上野院
住所 | 東京都台東区上野4-5-11 安富ビル2階 |
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アクセス | 上野御徒町駅から徒歩2分JR御徒町駅から徒歩3分 |
営業時間 | 午前診療:11:00~15:00 午後診療:15:30~20:00 (受付時間は閉院30分前) ※休診日なし |
電話 | 050-1752-0535 |
公式サイト | 公式サイトを見る |
\ 上野御徒町駅から徒歩2分/
▼検査・治療費用
性病検査セット | 料金 |
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性病検査セット(4~9項目) | 19,800円~ |
性病検査・処方セット(1項目~/お薬/再検査) | 19,800円~ |
コンプリート検査(19項目) | 59,800円 |
ブライダルチェック検査(15項目) | 49,800円 |
単品検査 | 料金 |
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単品検査(1~3項目) | 7,000円/項目 |
単品検査(4~7項目) | 5,000円/項目 |
単品検査(8~項目) | 4,000円/項目 |
HPV検査(1項目) | 20,000円~ |
お薬の処方 | 料金 |
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外用薬(塗り薬) | 3,900円~ |
内服薬・点滴治療 | 7,900円~ |
性感染症予防薬(Doxy Pep) | 3,000円~ |
まとめ
本記事では、梅毒の初期症状と感染からの経過、症状の特徴について詳しく解説しました。最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 梅毒は第1期から第4期まで段階的に進行し、初期は性器や口唇のしこり、後期は全身症状が現れる。
- 初期症状は潜伏期間が3週間〜6ヶ月で、一時的に消失しても体内で進行し続ける。
- RPR法とTP抗体検査で現在の感染状況と過去の感染歴を確認できる。
- ペニシリンの内服薬や筋肉注射で治療可能で、治療後も定期的な検査と経過観察が必要。
- 早期発見・早期治療が重要で、HIVの検査も同時に受けることが推奨される。
梅毒は初期症状が一時的に消失しても油断は禁物で、適切な検査と治療、そして治療後の経過観察が不可欠です。感染が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診することが何より大切と言えるでしょう。
梅毒は早期発見・早期治療で完治が望める感染症です。感染の疑いがある場合は、恥ずかしがらずに医療機関で検査を受けましょう。
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