川崎検査クリニック上野院で検査を行っている性感染症について、検査が陽性だった場合の治療方針を性病別にまとめました。検査できる項目は検査メニュー、費用は料金ページでご確認いただけます。治療の詳細についてはお電話、もしくはメールにてお問い合わせください。
Tel:050-1730-2764
Mail:kawasakikensa-clinic-ueno@luna-dr.com
心当たりのある行為や気になる症状があれば、まずは検査で原因をはっきりさせることが治療の第一歩です。上野院は予約不要・匿名で当日の検査が可能です。→ WEB問診で来院準備をする
【性病別】性感染症の治療方法・治療薬
当院で治療方針を定めている性感染症は次のとおりです。いずれも検査結果と症状をふまえ、医師が判断したうえで治療を開始します。
- クラミジア・ウレアプラズマ・マイコプラズマ
- 淋菌
- 梅毒
- 一般細菌
- カンジダ
- HPV ローリスク(尖圭コンジローマ)
- HPV ハイリスク
- 性器ヘルペス(皮膚擦過)
- ヘルペス(血液)
- HIV、B型肝炎、C型肝炎
検査の受け方や検体の採取方法は検査方法のページ、結果が出るまでの日数は結果通知の目安日数をご覧ください。
クラミジア・ウレアプラズマ・マイコプラズマが陽性の場合
クラミジア・ウレアプラズマ・マイコプラズマ陽性の場合は内服薬処方後、3週間後の陰性確認をもちまして治療終了です。
陰性確認検査で陽性だった場合は改めて別の内服薬を処方し、3週間後に陰性が確認できましたら終了です。
マイコプラズマ・ウレアプラズマの菌種の違いや、当院で検査できる4菌種についてはマイコプラズマ・ウレアプラズマの解説記事で詳しくご説明しています。
淋菌が陽性の場合
淋菌陽性の場合は点滴投与後、3週間後の陰性確認をもちまして治療終了です。
陰性確認検査で陽性だった場合は、改めて別の注射薬を投与し3週間後に陰性が確認できましたら終了です。
梅毒が陽性の場合
梅毒陽性の場合は内服薬又は注射薬投与の選択が可能です。
1か月おきに採血検査を行い、梅毒TP定量・RPR定量の数値を確認します。
数値が下がっていない場合は、治療を継続し数値が下がるまで行います。※治療終了後も念のため定期検査を行います。
梅毒の治療内容は梅毒の治療、感染経路や症状の経過は梅毒の感染についてのページで詳しくご説明しています。
一般細菌が陽性の場合
一般細菌が陽性の場合は、症状別に医師の判断により内服薬又は外用薬の処方が可能です。
あくまで性病ではなく常在菌の感染で、亀頭包皮炎になる場合があります。また、何も症状がない場合は清潔を保つ事で改善する場合もあります。亀頭包皮炎がなかなか治らない場合の解説記事もあわせてご覧ください。
カンジダが陽性の場合
カンジダが陽性の場合は、症状別に医師の判断により内服薬又は外用薬の処方が可能です。
あくまで性病ではなくカビの感染で、水泡・亀頭の赤みの症状が出る場合があります。
HPV ローリスク(尖圭コンジローマ)が陽性の場合
HPV ローリスク陽性の場合は医師の視診後、尖圭コンジローマの潰瘍が見られた場合は外用薬処方です。
外用薬を16週使用し潰瘍が残っている場合は、外科切除(他医紹介)となります。※治療終了後、免疫低下で尖圭コンジローマが再発する場合もございます。
尖圭コンジローマの検査・治療の詳細は尖圭コンジローマの治療のページをご覧ください。
HPV ハイリスクが陽性の場合
HPV ハイリスク陽性は、がんとの関連が指摘されている型のHPVが検出された状態です。HPVは一般に性行為を介して感染するウイルスで、感染すること自体は珍しくありません。厚生労働省「HPVワクチンに関するQ&A」によると、子宮頸部の細胞に異常がない女性のうち10〜20%程度がHPVに感染しており、そのうち約90%は免疫の働きにより2年以内にHPV検査で陰性になるとされています。
一方で、同Q&AではHPVが長期にわたり感染することでがんになると考えられていると説明されており、ハイリスク型HPVは子宮頸がんのほか中咽頭がん・肛門がん・腟がん・外陰がん・陰茎がんなどにも関わっていると考えられています。陽性であってもすぐにがんになるわけではありませんが、長期の感染(持続感染)が続いていないかを確認するため、定期的な検査をおすすめしています。
またHPVはパートナー間で感染しうるため、検査結果はパートナーの検査やHPVワクチン接種を検討する材料にもなります。なおコンドームは感染リスクを下げますが、覆われていない部分の皮膚接触では完全に防ぐことはできません。
出典: 厚生労働省「HPVワクチンに関するQ&A」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_qa.html
HPVの型や検査方法についてはHPV検査のご案内で詳しくご説明しています。
性器ヘルペス(皮膚擦過)が陽性の場合
性器ヘルペス陽性の場合は内服薬と外用薬処方後、潰瘍の経過観察を行います。
治療終了後に再発した場合はお問い合わせ下さい。
ヘルペス(血液)が陽性の場合
単純ヘルペスではHSV-1(口腔ヘルペス)、HSV-2(性器ヘルペス)、帯状疱疹のいずれかが陽性です。
症状に応じて内服薬・外用薬の処方が可能です。※陽性項目を詳しく検査ご希望の場合はご相談下さい。
HIV、B型肝炎、C型肝炎が陽性の場合
当院での治療が難しい為、他院へのご紹介となります。
なお、HIVの予防内服(PrEP・PEP)についてはHIV予防のご案内のページをご覧ください。
治療費について(自由診療)
当院の性感染症の検査・治療は自由診療(保険適用外)で、費用は全額自己負担となります。検査項目ごとの費用は料金ページ、検査できる項目とセット内容は検査メニューに掲載しています。
治療にかかる費用は、処方する薬剤や投与方法、陰性確認検査の回数によって変わります。あらかじめ目安を知りたい場合は、お電話・メールでお問い合わせいただくか、受診時に医師・スタッフへお尋ねください。
上野院での検査・治療の受け方
川崎検査クリニック上野院は予約不要・匿名で受診でき、検査項目によっては当日中に結果をお伝えできます。まず検査で原因を特定し、陽性であれば上記の方針にそって治療に進みます。
- 所在地・アクセス: JR上野駅から徒歩4分/JR御徒町駅から徒歩3分/上野御徒町駅から徒歩2分(アクセス)
- 診療時間: 11:00〜13:30/14:30〜20:00(受付は閉院30分前まで・年中無休)
- 検査の流れ・検体の採取方法: 検査方法のご案内
- 結果が出るまでの日数: 結果通知の目安日数
来院前にWEB問診を済ませておくと、当日の待ち時間を短くできます。→ WEB問診で来院準備をする
参考文献
- 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「性器クラミジア感染症」 https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/chlamydia-std/index.html
- 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「淋菌感染症」 https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/gonorrhoea/index.html
- 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「梅毒」 https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/syphilis/index.html
- 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「性器ヘルペス」 https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/genital-herpes/index.html
- 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「尖圭コンジローマ」 https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/condyloma-acuminatum/index.html
- 厚生労働省「性感染症」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/index.html
- 厚生労働省「HPVワクチンに関するQ&A」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_qa.html
この記事の監修者
監修: 川崎検査クリニック川崎院 院長 大宅 裕之(おおたく ひろゆき)
2021年 山口大学医学部卒業。山口赤十字病院での勤務を経て、2025年より川崎検査クリニックにて男性専門の性感染症外来に従事。2026年7月、同院長に就任。検査から治療までの診療を行う。
最終更新日: 2026年8月17日

