「性病の治療をしたのに症状が治らない…」
このような経験をする方は少なくありません。
今回は、
『なぜ治療したのに
症状が良くならないのか』
また、
『このような事態を防ぐためにどうすべきか』をお話しします。
性病の検査は
複数項目受けたい理由
性病感染の疑いが心配な方は、
複数項目の検査を受けましょう。
特定の性病検査だけでは、
『重複感染』に気づくことができません。
重複感染の落とし穴
性病は、一度に複数感染することがあります。
いわゆる、『重複感染』です。
重複感染に気づかずに、
ある特定の性病だけを治療しても、
- 排尿痛が治まらない
- 膿が治らない
- かゆみが止まらない、など
といった事態に陥りかねません。
重複感染の具体例
特に感染力が強い『淋菌』と
『クラミジア』は約 20~30%程度、
『梅毒』と『HIV』は約40%の
重複感染が確認されています。
(日性感染症会誌/ガイドラインより)
当院で目立つのは、
『淋菌』と『マイコプラズマ』の重複感染です。