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梅毒について知っておくべきこと

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梅毒ってどんな病気?

梅毒は性行為(性交渉、セックス、オーラルセックス、アナルセックス、キス)によってうつる、

性感染症の一種です。

梅毒の原因となるのは、梅毒トレポネーマという細菌です。

この菌が性行為によって、ヒトからヒトに伝染して病気がうつるのです。

感染経路は?

梅毒は性行為により感染します。

性器と性器の接触(セックス・膣性交)、性器と肛門の接触(アナルセックス・肛門性交)、性器と咽頭の接触(オーラルセックス・口腔性交)で感染します。

また、口唇に感染がある場合はキス等で感染することもあり、乳頭に病変が発生することもあります。

飛沫感染や空気感染はなく、日常生活で感染することはありません。

*心当たりがないのに梅毒感染しているケースも増えています。
現在、感染経路の多くは、性風俗の利用や性風俗従事者、肛門性交に伴う感染です。

しかし、最近ではSNSやアプリの普及で性風俗以外でのパートナー以外との性行為の機会が増加しており、

特に若年者において一般的な性行為で感染するケースが増加しています。

梅毒の症状は?

第1期(感染後3週間から3ヶ月)
感染部位にしこり(硬性下疳:無痛性の硬結で膿を出す)ができ、無治療でも数週間で軽快する。

第2期(3ヶ月から3年)
全身のリンパ節が腫れる。発熱、倦怠感、関節痛。特徴的な全身性発疹(バラ疹)が現れる。無治療でも1ヶ月ほどで軽快する。

第3期(3年から10年)
ゴム腫(皮膚や筋肉、骨などに非特異的肉芽腫)ができる。

第4期(10年以降
神経梅毒(進行性麻痺・脊椎瘻)。心臓血管系・中枢神経系が侵され、死に至ることもある。
早期先天性梅毒(乳幼児期に発症)
梅毒しん、骨軟骨炎、鼻閉、肝脾種
晩期先天性梅毒(学童期に発症)
ハッチンソン3兆候(実質性角膜炎、内耳性難聴、ハッチンソン歯)、ゴム腫

梅毒って治るの?

梅毒と診断された場合、ペニシリン系の抗生物質の飲み薬や筋肉注射で治療します。

抗生物質の飲み薬であれば、毎日薬を服用する必要があります。

第1期であれば2~4週間、第2期であれば4~8週間の服用が目安になります。
抗生物質の筋肉注射も選択肢になります。

ただし、検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、後に日常生活ができないほどの症状を引き起こすことがあります。 早期発見・治療がとても重要です。

梅毒は予防が大事

梅毒はセックスの経験があれば誰でも感染する可能性があります。

普段からセックスの際はコンドームを使用して、粘膜の直接の接触を避けることが予防になります。

日頃から予防を心がけましょう!

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