性病がうつるのはどんな時?行為別の感染経路と予防法をわかりやすく解説

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性感染症が移る経路についてご紹介いたします。

必ず下記通りとは限らず、思わぬ感染経路や感染率と様々ではありますが
基本に気を付けて性生活を送りましょう。

心当たりのある行為があれば、上野院なら予約不要・匿名で当日検査が可能です。→ 事前Web問診に進む

目次

性病の感染経路

性感染症の主な感染経路を示すイラスト

性感染症の主な感染経路は
‣膣性交
‣肛門性交
‣オーラルセックス
といった性的な接触です

厚生労働省は「性感染症は性交渉(セックス)で感染します」として、感染経路に性的接触・血液を介した感染・母子感染を挙げています。東京都性感染症ナビも、感染しうる性行為として膣性交・オーラルセックス・肛門性交の3つを挙げています。

トイレの便座、入浴(温泉・銭湯・サウナ)、食器の共用といった日常生活は、これらの公的資料が挙げる感染経路には含まれていません。心当たりのない場面まで心配する必要はありません。

性感染症の感染経路について注意を促すイラスト

性行為(膣性交・肛門性交)による感染

性感染症は、主に性的な接触によって感染します(厚生労働省「性感染症」)。膣性交や肛門性交では、精液・膣分泌液・血液などの体液や、性器・肛門の粘膜が直接触れ合うことを通じて病原体が伝わります。

クラミジア・トラコマティスや淋菌は性的接触によって感染し、男性では排尿時の痛みや尿道からの分泌物といった症状があらわれることがあります。一方で、症状が軽い、あるいはまったく出ないまま経過することも少なくありません(JIHS「性器クラミジア感染症」「淋菌感染症」)。放置すると精巣上体炎などを起こし、男性不妊の原因となることがあります。

肛門性交では、直腸にクラミジアや淋菌の感染が起こることがあります。この場合は尿の検査だけでは見つからないため、心当たりのある行為に応じて検査する部位を選ぶ必要があります。部位別の検査方法は検査方法のご案内をご覧ください。

オーラルセックス(口を使った性行為)による感染

クラミジアや淋菌は、のど(咽頭)の粘膜に感染することがあります。咽頭の感染は自覚症状が出にくいとされており、のどの違和感がないからといって感染していないとは言い切れません(JIHS「性器クラミジア感染症」「淋菌感染症」)。コンドームを使わないオーラルセックスでは、性器からのどへ、のどから性器へ、どちらの方向でも感染が起こりうると考えられています。

行為別のくわしい解説はフェラチオで感染する性病クンニリングスで感染する性病もあわせてご覧ください。

のどの検査については、当院ではクラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマはうがい液のみで採取するため、綿棒でのどをぬぐうことはありません(のどのHPV検査をご希望の場合のみ、綿棒での採取になります)。

キスや皮膚・粘膜の接触による感染

口の中や唇に病変がある場合など、キスや皮膚・粘膜の接触によってうつることがある性感染症もあります。くわしくはキスで性病はうつるのかで解説しています。

間接的な感染(タオル・下着など)

性感染症がタオルや下着などを介して間接的に感染する可能性は極めて低いですが、特定の条件下では注意が必要です。

多くの性感染症の病原体は、体外に出ると比較的短時間で感染力を失います。そのため、乾燥したタオルや下着に付着した病原体が、他者の皮膚や粘膜に接触して感染を引き起こす可能性は低いと考えられています。

しかし、以下のような状況であれば感染する可能性が皆無ではないため注意が必要です。

  • 感染者とのタオル・下着の共有
  • 衛生管理が劣悪なサウナや温泉浴場などの利用
  • 微量の血液が付着しうるカミソリや歯ブラシの共用(B型肝炎など、血液を介した経路)

特に、性器や皮膚に傷がある場合は、感染の可能性が高まります。サウナや温泉浴場を利用する際は、性器が床や椅子に直接触れないよう対策を立てましょう。

行為別に見た「感染する可能性のある性感染症」と予防のポイント

どの行為でどの性感染症に感染する可能性があるのかを整理しました。感染するかどうかは、行為の内容・回数・相手の感染状況によって変わります。下記に挙げた性感染症が必ず感染するというものではなく、逆に表に挙げていない病気に感染しないという意味でもありません。

行為感染する可能性のある主な性感染症の例予防のポイント
膣性交(挿入をともなう性行為)クラミジア、淋菌、梅毒、HIV、トリコモナス、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ(HPV)最初から最後までコンドームを使用する。パートナーと同時に検査・治療を受ける
肛門性交上記に加えて、直腸のクラミジア・淋菌の感染コンドームを使用する。検査は尿だけでなく、心当たりのある部位も申し出る
オーラルセックス(フェラチオ・クンニリングス)咽頭のクラミジア・淋菌、梅毒、性器ヘルペスオーラルセックスでもコンドームやデンタルダムを使用する。のどの検査も選択肢に入れる
キス・皮膚や粘膜の接触梅毒、単純ヘルペス(口の中や唇に病変がある場合など)口内や唇に異常があるときは接触を避け、早めに受診する
感染経路の分類は厚生労働省「性感染症」、クラミジア・淋菌の感染部位と症状はJIHSの各疾患ページの記載にもとづいて整理しました。

症状の出方は病気によって大きく異なり、症状の有無だけで感染しているかどうかを判断することはできません。気になる症状がある場合は症状から探す性病一覧、症状がまったくない場合の考え方は症状がない性病の危険性もご覧ください。

表の行為に心当たりがある方は、上野院なら予約不要・匿名で当日検査が可能です。→ 事前Web問診に進む

感染に当たって

オーラルセックスでもコンドームの使用が推奨されることを示すイラスト

性感染症の感染経路は
性的な接触がほとんどです。
挿入をともなう性行為はもちろん、
オーラルセックスでも
コンドームを使用しましょう。
血液が付きうるカミソリや
歯ブラシは共用しないでください。
定期的な検査を行うと安心ですね

心当たりのある行為があったときの検査

性感染症は、感染してすぐには検査で分からないものがあります。検査を受けるのに適した時期は病原体によって異なるため、受付で「いつ、どのような行為があったか」「どの部位を調べたいか」をお伝えいただくと、必要な検査をご案内できます。匿名での受診も可能です。

心当たりのある行為があれば、上野院なら予約不要・匿名で当日検査が可能です。→ 事前Web問診に進む

参考文献

この記事の監修者

監修: 川崎検査クリニック川崎院 院長 大宅 裕之(おおたく ひろゆき)
2021年 山口大学医学部卒業。山口赤十字病院での勤務を経て、2025年より川崎検査クリニックにて男性専門の性感染症外来に従事。2026年7月、同院長に就任。検査から治療までの診療を行う。

最終更新日: 2026年8月20日

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この記事を書いた人

川崎検査クリニック医師(医師免許取得)。性病・STD専門外来を担当し、クラミジア・淋病・梅毒・HIV検査から治療まで幅広く対応。上野院・川崎院の2院を運営し、匿名・即日検査を提供。DoxyPEP(性病予防薬)やHIV-PEPなど最新の予防医療も実施。性感染症の早期発見・早期治療を通じて患者のQOL向上に取り組んでいる。

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