梅毒検査でわかること|TP抗体・RPR定量の見方と検査時期・費用を医師監修で解説|川崎検査クリニック上野院

監修:大宅裕之医師(川崎検査クリニック川崎院 院長)

梅毒の検査は、採血1回の血液検査です。感染の機会から1か月経過していれば検査を受けていただけます。上野院では「梅毒TP抗体検査」と「梅毒RPR定量検査」の2項目を同時に確認し、最短30〜60分で結果をお伝えします。予約不要・匿名可・土日祝も夜20時まで診療しています。

上野院では、梅毒の血液検査(TP・RPR)から治療・経過観察まで一貫して対応しています。このページでは梅毒検査の流れ・費用・検査結果の見方・病期別症状について詳しく解説します。
当院は予約不要・匿名OK・土日祝も夜20時まで診療。上野・御徒町エリアから徒歩圏内でご来院いただけます。感染の心当たりがある方は、お気軽にご相談ください。

梅毒検査とは|血液検査(TP・RPR)で感染を確認

梅毒検査は血液検査(採血1回)で行います。上野院では「梅毒TP抗体検査」と「梅毒RPR定量検査」の2項目を同時に確認します。

TP抗体検査とは

梅毒トレポネーマに感染したことがあるかを調べる検査です。治療が完了しても陽性のままになるため、治癒の判定にはRPRを使用します。

RPR定量検査とは

梅毒の活動性と治療効果を確認する検査です。感染が進んでいるほど数値が高く、治療が進むと数値が下がります。治療終了の目安はRPRの推移で判断します。

当院での梅毒検査の流れ

STEP
採血による梅毒検査を
受けていただきます。
既往歴などの状況により
変わることもございますが
・梅毒TP抗体
・梅毒RPR定量
上記2項目の血液検査を
受けていただきます。(採血は1回になります。)必要に応じて追加の検査にかけます。(TP定量)
採血
STEP
陽性診断後治療を開始いたします。
梅毒の治療方法が『注射』と『内服』の2つから選べるようになりました。
【内服治療】
1日3回の内服を2週間以上継続する必要があります。
【注射治療】
一回の注射で終わりますので2週間の飲み薬が負担と感じる方は、『注射』がおすすめです。

当院で梅毒陽性発覚の患者様は
治療に必要な経過観察の梅毒検査費用は
いただきません。

※陽性発覚12週以内に限る。
ただし、併発の可能性がある推奨検査は
別途ご料金がかかります。

※治療後に一時、発熱や湿疹がひどく
出ることがあるため、
ご心配な方は再来院をお勧めいたします。

内服
STEP
再検査し
梅毒の数値が下がりましたら
治療は終了になります。

治療終了後、
3か月~半年後に改めて数値が上がっていないか再検査をいたします。

数値が下がらなかった場合は
高次医療機関へのご紹介になる
場合がございます。

症状がなくても活動性梅毒と
医師が診断した場合
他人に感染させてしまうため
再検査まで性行為を控えてください。

医師
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梅毒検査を受けるタイミング(いつから受けられる?)

感染の機会から1か月経過していれば検査を受けていただけます。感染直後は抗体が十分に作られていないため、偽陰性になる可能性があります。

  • 症状がある場合:時期を問わず早めにご来院ください
  • 症状がない場合:感染の機会から1か月経過後に受検
  • 再感染チェック:治療後も3〜6ヶ月ごとの定期検査を推奨

上野院では予約不要・匿名OK・土日夜20時まで検査を受けていただけます。検査メニュー・料金はこちらでご確認ください。

梅毒検査の数値の見方(RPR・TP)

検査結果はTP抗体とRPR定量の2つの数値で判断します。

梅毒検査結果の見方(TP・RPR)
検査結果用紙の見方(TP・RPR)
  • TP陽性・RPR陽性:梅毒陽性(現在進行中)または治療後の抗体保有者
  • TP陽性・RPR陰性:擬陽性または梅毒陽性感染初期(日を置いて再検査が望ましい)
  • RPR数値が下がらない場合:再感染や治療効果不十分の可能性。医師にご相談ください

数値の変動をどう読むか(4倍=希釈2段階が目安)

RPRの判定では、4倍(希釈2段階。例:1:8→1:32、1:16→1:4)以上の変化が臨床的に意味のある変化とされています(米国CDCのガイドライン)。そのため1〜2段階程度の小さな変動だけで、治療の失敗と判断することはありません。治療の直後に一時的に数値が上がることもあります。

一方で4倍以上の上昇が続いている場合は、再感染や治療失敗を疑い、性的接触の状況や症状とあわせて確認します。

また、治療効果の判定に用いるのはRPRです。TP抗体は治療が終わっても長く陽性のままになるため、TP抗体の数値だけで再発・再感染を判断することはできません。数値の変化が気になるときは、自己判断されず医師にご相談ください。

検査結果の見方について詳しくは結果確認ページをご覧ください。また、陽性発覚後の治療については梅毒の治療方法をご参照ください。

梅毒初期症状について詳しく知りたい方へ

梅毒は無症状のまま進行することがあります。I期の症状(しこり・潰瘍)は数週間で自然に消えるため見逃されやすいです。詳しくは梅毒初期症状の解説コラムをご覧ください。

上野で梅毒検査に関するよくある質問(FAQ)

梅毒はどうやって検査するのですか?

採血による血液検査です。上野院では梅毒TP抗体検査とRPR定量検査の2項目を、1回の採血で確認します。尿検査や患部を綿棒でぬぐう検査では梅毒は診断できません。

梅毒は血液検査でわかる?

はい。梅毒の診断は血液検査で行います。血液中の抗体を調べることで、感染の有無と現在の活動性を確認できます。上野院では即日検査(約30〜60分)と通常検査の両方に対応しています。

梅毒検査はいつから受けられますか?

感染の機会から1か月経過していれば検査を受けていただけます。症状がある場合は時期を問わず早めにご来院ください。

RPRとTPHAの違いは何ですか?

RPRは現在の活動性と治療効果を示す検査で、治療が進むと数値が下がります。TPHAは梅毒トレポネーマに対する抗体を調べる検査法の一つで、一度陽性になると治療後も陽性のままになります。当院で実施しているのは梅毒TP抗体検査とRPR定量検査の2項目です。TP抗体検査はTPHAと同じく「感染したことがあるか」を調べる検査で、治癒の判定にはRPRを使用します。

梅毒のセルフチェックは?

症状だけで梅毒かどうかを自己判断することはできません。初期のしこりは痛みがなく自然に消えることがあり、発疹も他の皮膚疾患と見分けがつきません。確認する方法は血液検査だけです。

検査結果はいつわかりますか?

上野院では即日検査(約30〜60分)と通常検査(翌日〜数日)の両方に対応しています。結果はWEBでご確認いただけます。

梅毒検査の費用はいくらですか?

検査メニューによって異なります。料金ページでご確認ください。なお、当院で陽性が発覚した方の経過観察検査費用(12週以内)は無料です。

RPR・TPの数値の見方を教えてください

TPは感染の有無(治療後も陽性のまま)、RPRは活動性と治療効果の指標です。治療終了の判断はRPRの推移で行います。

梅毒は症状がなくても感染していますか?

はい。梅毒は無症状のまま進行することがあります。感染の心当たりがあれば症状の有無にかかわらず検査をお勧めします。

検査メニューと費用は料金ページをご覧ください。

上野で梅毒検査を受けるなら川崎検査クリニック上野院へ

川崎検査クリニック上野院(上野・御徒町)では、即日の梅毒検査を実施しています。

  • 予約不要でご来院いただけます
  • 匿名OK・プライバシーに配慮した診療
  • 土日祝も夜20時まで診療
  • 梅毒陽性発覚後の経過観察検査費用(12週以内)は無料

上野院のアクセス・診療時間はこちら

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梅毒の症状について(病期別)

出典:厚生労働省「梅毒」、および米国CDC「Neurosyphilis, Ocular Syphilis, and Otosyphilis」をもとに作成(2026年8月時点)

病期によって、症状の出現する場所や内容が異なります。治療を行わなかった場合の典型的な経過は次のとおりです。

Ⅰ期顕症梅毒(感染後数週間)

梅毒トレポネーマが侵入した部位(主に口の中・肛門・性器等)にしこりや潰瘍ができることがあります。また、鼠径部のリンパ節が腫れることもあります。

症状がない無症状の方も多く、治療しなくても自然に軽快しますが、ひそかに病気が進行することがあります。

Ⅱ期顕症梅毒(感染後数か月)

感染から約3ヶ月後、梅毒トレポネーマが血液で全身に運ばれます。手のひら・足の裏・体幹部に「バラ疹(ばらしん)」とよばれる淡い赤色の発疹が出ることがあります。肝臓・腎臓など全身の臓器に症状が及ぶ場合もあります。

発疹は数週間で自然軽快しますが梅毒が治ったわけではありません。アレルギーや他の感染症との鑑別が重要です。

晩期顕症梅毒(感染後数年〜数十年)

感染後数年でゴム腫(皮膚・筋肉・骨などに生じる腫瘤)が出現し、周囲組織を破壊することがあります。

さらに進行麻痺や脊髄癆といった晩期神経梅毒は、一般に感染後10〜30年を経て生じるとされています(免疫が低下している方では、より早く現れることがあります)。心血管梅毒も晩期の病変です。

いずれも現在では抗菌薬の普及により稀とされています。

感染が脳や脊髄に及んだ場合を神経梅毒と呼び、どの病期でも起こりうるとされています。髄膜炎や脳血管障害、視力・聴力の異常といった早期神経梅毒は感染後数週間〜数年で生じることがあり、上に挙げた進行麻痺・脊髄癆などの晩期神経梅毒は一般に感染後10〜30年とされています。「何十年も経ってから」だけの合併症ではないため、梅毒が疑われる症状や感染の心当たりがあれば、病期にかかわらず早めにご来院ください。

梅毒にかかった時、気を付けたいこと

梅毒はHIVと重なりやすい感染症です。
梅毒によるしこりや潰瘍など皮膚・粘膜に傷があると、
HIVがより体内に入りやすくなるとされています(米国CDC)。

国内でも、HIVに感染している方の梅毒抗体(TPLA法)陽性率は48%
HIVに感染している男性同性間性的接触者では梅毒の罹患率が約5倍と報告されています
(国立健康危機管理研究機構 IASR 2015年2月号「HIV関連梅毒の特徴」)。

梅毒の検査を受けるときは、HIV検査も併せて受けることをおすすめします。
検査項目は検査メニューをご覧ください。

治療後にも再感染することがあるため
定期的な数値の検査をお勧めいたします。

参考文献

この記事の監修者
川崎検査クリニック川崎院 院長 大宅裕之医師

大宅 裕之(おおたく ひろゆき)

川崎検査クリニック川崎院 院長

2021年 山口大学医学部卒業。山口赤十字病院での勤務を経て、2025年より川崎検査クリニックにて男性専門の性感染症外来に従事。2026年7月、同院長に就任。検査から治療までの診療を行う。

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最終更新日: 2026年9月9日