性病検査は、病気によって「行為から何日後に受けられるか」が違います。クラミジア・淋菌などは行為から24時間以上、HIVは4週間、梅毒は1か月後、B型肝炎・C型肝炎は2ヶ月が目安です。早く受けすぎると、感染していても検査で見つからないことがあります。この記事では、川崎検査クリニック上野院で検査を受けられる時期を病気別の早見表にまとめ、潜伏期間との違いや、行為の種類による違い、当日結果が出る項目を整理します。
検査の結果が出るまでの日数は性病検査の結果はいつわかるかの記事、梅毒の検査について詳しくは梅毒の検査・感染についてのページをご覧ください。
【早見表】性病検査は行為から何日後に受けられる?
上野院で検査を受けられる時期は次のとおりです。時期は院内の検査項目ごとの基準に基づいています。
| 検査項目 | 受けられる時期 | 採取する検体 |
|---|---|---|
| クラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマ | 行為から24時間以上 | 尿。のどはうがい液(綿棒でのどをぬぐいません) |
| トリコモナス | 行為から24時間以上 | 尿 |
| カンジダ | 行為から24時間以上 | 尿・皮膚擦過 |
| ヘルペス | 行為から24時間以上 | 視診・皮膚擦過(抗原検査) |
| HIV | 感染機会から4週間 | 血液 |
| 梅毒 | 行為から1か月後 | 血液(TP抗体・RPR定量) |
| B型肝炎・C型肝炎 | 感染機会より2ヶ月 | 血液 |
| 尖圭コンジローマ(HPV) | イボ・できものなどの症状が出た時点 | 皮膚擦過(綿棒)など |
尖圭コンジローマ(HPV)は、ほかの項目のように「行為から◯日」ではなく、イボ・できものなどの症状が出た時点が目安です。症状がない場合で検査を希望の場合は当院にご受診ください。
ポイントは、1回の来院ですべてを調べられるとは限らないことです。たとえば行為から数日後の時点では、クラミジア・淋菌などは受けられますが、梅毒(1か月後)やHIV(4週間)はまだ時期が来ていません。その場合は、24時間以上たった時点でクラミジア・淋菌などを調べ、梅毒・HIVはそれぞれの時期がきたら受けるという分け方もできます。
時期を過ぎている項目があれば、上野院なら予約不要・匿名でその日に検査を受けられます。→ 来院予約はこちら(WEB問診・1分)
行為の翌日では早すぎる?検査で分かるまでに時間がかかる理由
性病の検査は、病原体そのもの(遺伝子など)や、感染に反応して体がつくる抗体などを調べます。感染してすぐは、まだ検査で捉えられる状態になっていないため、時期より前に検査を受けると、感染していても結果が陰性になることがあります。
- クラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマなど: 尿やうがい液に含まれる病原体を調べる検査で、上野院では行為から24時間以上で受けていただけます
- HIV: 当院では第4世代HIV検査(CLIA法)でスクリーニング検査を実施しており、感染機会から4週間経過していれば検査を受けていただけます
- 梅毒: 血液で梅毒TP抗体とRPR定量の2項目を調べます。行為から1か月後に受けていただけます
- B型肝炎・C型肝炎: 血液で調べます。感染機会より2ヶ月で受けていただけます
時期より前に検査を受けて陰性だった場合は、その項目の時期が来てから改めて検査を受けてください。
「潜伏期間」と「検査を受けられる時期」は別のもの
よく混同されますが、潜伏期間は「感染してから症状が出るまでの期間」、検査を受けられる時期は「検査で調べられるようになるまでの期間」で、別のものです。たとえばクラミジアの潜伏期間について、国立健康危機管理研究機構(JIHS)は「1週間から3週間程度(通常2週間から3週間)」としていますが、上野院ではクラミジアの検査は行為から24時間以上で受けていただけます。症状が出るのを待たずに検査を受けられるということです。
オーラル・キス・アナルなど、行為の種類で時期は変わる?
検査を受けられる時期は、行為の種類ではなく検査項目で決まります。変わるのは「どこを調べるか(検体)」です。
- オーラルセックス(フェラ・クンニ): 性器側は尿、のど側はうがい液で調べます。のどのクラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマも、性器と同じく行為から24時間以上で受けていただけます。のどのクラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマはうがい液のみで採取するため、綿棒でのどをぬぐうことはありません(のどのHPV検査をご希望の場合のみ綿棒での採取になります)
- キス: キスで心配される梅毒は1か月後、HIVは4週間が検査を受けられる時期です
- アナルセックス: 肛門の検査は肛門ぬぐい液(綿棒)で行います
川崎検査クリニック上野院の実測では、のどで陽性だった方の75.3%は尿が陰性でした(クラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマの6項目の合算。集計期間 2024年7月13日〜2026年8月31日)。オーラルセックスをした場合は、尿だけでなく、のどの検査も一緒に受けることをおすすめします。項目別の数字は性病検査の陽性率データ(上野院実測)に掲載しています。
行為別の感染リスクはフェラで性病はうつるかの記事、クンニで性病はうつるかの記事、キスで感染する性病の記事、アナルの性病検査のページ、風俗の利用後については風俗で性病にかかる確率の記事で解説しています。
症状がなくても、時期が来たら検査を受けるべき理由
厚生労働省は性感染症について「感染しても、すぐに症状が出ず比較的軽い症状にとどまる場合や無症状のままだったり、一度症状がでても感染力があるまま症状が消えることもあります」と説明しています。梅毒についても「感染しても無症状の場合もあり、治療に結びつかないだけでなく、自分の知らない間に他の人に感染させてしまうことがあります」としています。
「症状が出たら受ける」ではなく、「時期が来たら受ける」と考えてください。心当たりのある行為の日付を控えておき、早見表の時期を過ぎた項目から検査を受けるのが確実です。
上野院での検査の受け方と、結果が出るまでの時間
予約は不要です。検査は自由診療(匿名検査)のため、保険証のご提示も必要ありません。淋菌・クラミジア・マイコプラズマ・ウレアプラズマ(尿・うがい液)/梅毒(TP抗体)/HIVの6項目は、13:00までの検体採取で最短当日19時ごろに結果をお知らせします。
即日検査をご希望の場合、13:00までの検体採取で最短当日19時頃に結果をお知らせします(14:30以降の採取は翌日19時まで)。
- 約10分: 簡易ヘルペス検査(皮膚擦過・抗原検査)
- 当日19時頃(13:00までの検体採取): 淋菌・クラミジア・マイコプラズマ・ウレアプラズマ/梅毒TP抗体/HIVスクリーニング
- 2日以降: 一般細菌・カンジダ・トリコモナス・細菌定性検査(尿)が最短2〜5日、HPV型別検査が最短4〜17日
診療時間(上野院): 11:00〜13:30/14:30〜20:00(休診日なし・土日祝も同じ時間帯)
アクセス: JR上野駅 徒歩4分/上野御徒町駅 徒歩2分/JR御徒町駅 徒歩3分
行為から日数が経っていれば、今日の検査に間に合います。→ 来院予約はこちら(WEB問診・1分)
よくある質問
検査を受けられるようになる時期は、病気によって異なります。上野院では、クラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマ・トリコモナス・カンジダ・ヘルペスは行為から24時間以上、HIVは感染機会から4週間、梅毒は1か月後、B型肝炎・C型肝炎は感染機会より2ヶ月で検査を受けていただけます。尖圭コンジローマ(HPV)は、イボ・できものなどの症状が出た時点が目安です。項目ごとに時期が違うため、24時間以上たった時点でクラミジアなどを調べ、梅毒・HIVはそれぞれの時期がきたら受けるという分け方もできます。
結果が出るまでの日数も項目で異なります。上野院では、簡易ヘルペス検査は約10分、淋菌・クラミジア・マイコプラズマ・ウレアプラズマ(尿・うがい液)、梅毒(TP抗体)、HIVの6項目は13:00までの検体採取で最短当日19時ごろにお知らせします。梅毒のRPR定量は最短翌日、一般細菌・カンジダ・トリコモナスなどは最短2〜5日、HPVの型別は最短4〜17日です。結果はWEBで確認でき、結果を聞くためだけの再来院は不要です。
国立健康危機管理研究機構(JIHS)は、クラミジアの潜伏期間を1週間から3週間程度(通常2週間から3週間)としています。そのため、行為から2日で症状が出ることは一般的ではありません。ただし、症状が出るまでの期間(潜伏期間)と、検査で調べられるようになる時期は別のものです。上野院では、クラミジアは行為から24時間以上で検査を受けていただけます。症状がなくても、心当たりがあれば時期に合わせて検査を受けてください。
上野院では、梅毒の検査は行為から1か月後に受けていただけます。検査は血液で、梅毒TP抗体検査とRPR定量検査の2項目を行います。梅毒TP抗体は13:00までの検体採取で最短当日19時ごろ、RPR定量は最短翌日に結果が出ます。行為から1か月たつ前に検査を受けた場合は、1か月後に改めて検査を受けてください。
検査を受けられる時期は、行為の種類ではなく検査項目で決まります。のどのクラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマも、性器と同じく行為から24時間以上で、うがい液で調べます。キスで心配な梅毒は1か月後、HIVは4週間です。オーラルセックスをした場合は、尿だけでなくのどの検査も一緒に受けることをおすすめします。
参考文献
- 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「性器クラミジア感染症」https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/chlamydia-std/index.html
- 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「梅毒」https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/syphilis/index.html
- 厚生労働省「性感染症」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/index.html
- 厚生労働省「梅毒」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/syphilis.html
- 厚生労働省「知っておきたい 性感染症の正しい知識」https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202308_00001.html
- 川崎検査クリニック上野院「性病検査の陽性率データ(上野院実測)」https://pcr.luna-dr.com/ueno/column/ueno-sti-positive-rate/
この記事の監修者
大宅 裕之(おおたく ひろゆき)/川崎検査クリニック川崎院 院長。2021年 山口大学医学部卒業。山口赤十字病院での勤務を経て、2025年より川崎検査クリニックにて男性専門の性感染症外来に従事。2026年7月、同院長に就任。検査から治療までの診療を行っています。
最終更新日: 2026年9月28日

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