川崎検査クリニック上野院で実施した性感染症検査の結果を、匿名の統計データとして公開します。個人が特定できない形で機械的に集計した、当院を受診された方の集計値です。一般の人口における感染率ではありませんが、「検査を受けた人のうち、どれくらいの割合で陽性が見つかるのか」を知る参考になります。
集計期間は2024年7月13日〜2026年3月31日、対象は当院(上野院)で受け付けた検体です。のど(咽頭)・性器(尿)・血液の検体別に掲載します。
陽性率データ(上野院・2024年7月13日〜2026年3月31日)
のど(咽頭)の陽性率
| 検査項目 | 検査数 | 陽性数 | 陽性率 |
|---|---|---|---|
| 咽頭クラミジア | 1,784 | 36 | 2.0% |
| 咽頭淋菌 | 1,753 | 76 | 4.3% |
| 咽頭マイコプラズマ(2菌種) | 1,672 | 89 | 5.3% |
| 咽頭ウレアプラズマ(2菌種) | 1,683 | 84 | 5.0% |
| 咽頭マイコプラズマ・ウレアプラズマ4菌種のいずれか | 1,619 | 149 | 9.2% |
| 梅毒(TP抗体・血液) | 1,292 | 45 | 3.5% |
のどの検査はうがい液で行います(クラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマ)。検査を受けた方の約11人に1人が、咽頭のマイコプラズマ・ウレアプラズマ4菌種のいずれかで陽性でした。
性器(尿)の陽性率
| 検査項目 | 検査数 | 陽性数 | 陽性率 |
|---|---|---|---|
| クラミジア(尿) | 2,097 | 289 | 13.8% |
| 淋菌(尿) | 1,948 | 121 | 6.2% |
| マイコプラズマ(尿・2菌種) | 1,895 | 166 | 8.8% |
| ウレアプラズマ(尿・2菌種) | 1,950 | 258 | 13.2% |
| マイコプラズマ・ウレアプラズマ4菌種のいずれか(尿) | 1,821 | 345 | 18.9% |
尿の検査では、クラミジアが13.8%(約7人に1人)、マイコプラズマ・ウレアプラズマ4菌種のいずれかが18.9%(約5人に1人)と、のどよりも高い陽性率でした。マイコプラズマ・ウレアプラズマについて詳しくはマイコプラズマとはの解説記事をご覧ください。
年別の推移
| 検査項目 | 2024年(7/13〜) | 2025年 | 2026年(〜3/31) |
|---|---|---|---|
| クラミジア(尿) | 14.9%(503件) | 13.8%(1,178件) | 12.5%(416件) |
| 淋菌(尿) | 6.9%(467件) | 6.1%(1,090件) | 5.6%(391件) |
| 4菌種いずれか(尿) | 18.6%(413件) | 18.4%(1,035件) | 20.9%(373件) |
| 咽頭クラミジア | 2.1%(425件) | 1.3%(977件) | 3.7%(382件) |
| 咽頭淋菌 | 3.7%(405件) | 4.7%(974件) | 4.0%(374件) |
| 4菌種いずれか(咽頭) | 9.1%(353件) | 8.7%(916件) | 10.6%(350件) |
| 梅毒(TP抗体) | 4.6%(324件) | 3.2%(741件) | 2.6%(227件) |
年をまたいだ大きな変動はなく、いずれの年も尿のクラミジアと4菌種いずれかが高い水準で推移しています。2024年は約半年分(7月13日以降)、2026年は3か月分(3月31日まで)の集計のため、件数が少ない点にご注意ください。
データの読み方
「マイコプラズマ・ウレアプラズマ4菌種のいずれか」は、マイコプラズマ2菌種・ウレアプラズマ2菌種の4項目すべてを検査した方のうち、いずれか1つ以上が陽性だった割合です。同じ方が複数の項目で陽性になることがあるため、各項目の単純な合計とは一致しません。
ウレアプラズマなどは常在菌として存在する場合があり、陽性=直ちに治療が必要というわけではありません。治療の要否は症状などを踏まえて医師が判断します。
梅毒のTP抗体検査は、過去に感染して治療を終えた方も陽性になることがあります。治癒の判定にはRPR定量検査を用います。
集計方法
- 集計対象: 川崎検査クリニック上野院で受け付けた検体
- 集計期間: 2024年7月13日〜2026年3月31日(検体受付日ベース。年別の区切りも検体受付日の暦年)
- 検査数はのべ件数です(同じ方が複数回受診した場合はそれぞれ数えます)
- 「4菌種のいずれか」は、4項目すべてを検査した検体のみを母数としています
- 個人を特定できる情報は含まれません
よくある質問
当院(上野院)の実測では、検査項目によって約2〜19%です。尿の検査ではマイコプラズマ・ウレアプラズマ4菌種のいずれかが18.9%(約5人に1人)、クラミジアが13.8%、のど(咽頭)では4菌種のいずれかが9.2%でした。いずれも当院を受診された方の集計値であり、一般の人口における感染率ではありません。
あります。性感染症には自覚症状が出にくいものがあり、症状がない方でも感染の機会があれば検査で陽性となる場合があります。不安な行為があった場合は、症状の有無にかかわらず検査を受けることをおすすめします。
HIV・B型肝炎・C型肝炎・HPV以外の項目は当院で治療が可能で、陽性が確認された場合は当日中に院内処方で治療薬をお渡しできます。HIV・B型肝炎・C型肝炎・HPVは精密検査や継続的な管理が必要となる場合があるため、専門医療機関へのご紹介となります。
当院での検査のご案内
上記の項目はいずれも当院で検査できます。クラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマ(尿・うがい液)・梅毒(TP抗体)・HIVの6項目は、13:00までの検体採取で最短当日19時頃に結果をお知らせします。検査項目と料金の詳細は検査料金・検査メニューをご覧ください。
検査をご希望の方は事前Web問診にご回答のうえ、予約不要でご来院ください。
このデータの引用について
本ページの数値は、出典(川崎検査クリニック上野院・本ページURL)を明記のうえ、数値を改変しない形であれば引用いただけます。
記事監修
最終更新日: 2026年8月31日


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