童貞でも性病になる?性行為の経験がないのに症状があるときの原因と検査

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性行為の経験がなくても、性感染症に感染することはあります。「挿入を伴う性行為をしていないから性病ではない」とは言い切れません。オーラルセックスやキスなど挿入を伴わない性的接触でも感染する経路があり、母子感染や血液を介した感染もあるためです。

一方で、性行為の経験がないのに性器に症状がある場合、性感染症以外の原因であることも少なくありません。どちらなのかは見た目では判断できないため、確かめる方法は検査になります。このページでは、経験がなくても感染しうる経路と、症状があるときに考えられる原因、検査を受けられる時期を整理します。

目次

性行為の経験がなくても感染しうる経路

挿入がなくても、オーラルセックスで感染する

厚生労働省は、オーラルセックスにも性感染症にかかるリスクがあるとしたうえで、「口(くちびる、口内の粘膜、のどを含みます)から性器へ、性器から口へ、の二通りの感染がありえます」と説明しています。

とくに注意が必要なのは、のどに感染しても症状が出ないことが普通だという点です。淋菌もクラミジアも、のどに感染した場合は通常無症状とされています。自覚がないまま経過することがあるため、「症状がないから感染していない」とは判断できません。

キスで感染することもある

厚生労働省は、相手がのどに淋菌やクラミジアを持っていても軽いキスであれば感染リスクは低いとしています。ただし口唇ヘルペスや梅毒でくちびる周辺に発疹がある場合は、キスで感染する可能性があるとされています。

また単純ヘルペスについては、口唇ヘルペスにかかったことのある人とのオーラルセックスで、口から性器に感染することがあると説明されています。発病経験のある人は、くちびるやその周辺に水ぶくれやただれといった症状がなくてもウイルスが出ている可能性があるためです。キスで感染する性病についてはキスで感染する性病の種類・確率・症状で詳しく解説しています。

皮膚どうしの接触では防ぎきれない感染症がある

コンドームやラップで口と性器の直接接触を避けると感染リスクを下げられますが、厚生労働省は「性器周辺の皮膚どうしの接触でも感染がありうる感染症(単純ヘルペス感染症など)では防ぎきれないこともあります」としています。器具を使った予防だけで完全に防げるわけではありません。

性的接触以外の経路(母子感染・血液)

性的接触がまったくなくても、次の経路で感染することがあります。

  • 母子感染|梅毒は、妊娠中に感染していると胎盤を介して胎児が感染し、先天梅毒の原因となります。B型肝炎も母子感染が主な感染経路の一つです。
  • 血液を介した感染|B型肝炎の主な感染経路は、注射器の共用・輸血などの血液や体液との接触です。梅毒もまれに輸血や創傷部位から感染することがあります(現代では血液製剤のスクリーニングによりほとんど見られません)。

これらは頻度としては多くありませんが、「性行為の経験がない=性感染症ではない」と言い切れない理由です。

心当たりのある接触があった方は、WEB問診(1分・匿名可能)から受診の準備ができます。

経験がないのに症状がある場合、性感染症以外の可能性もある

性器のかゆみ・赤み・ぶつぶつなどの症状は、性感染症以外の原因で起こることもあります。見た目だけでは区別がつかないため、自己判断で「性病だ」「性病ではない」と決めてしまわないことが大切です。

確かめる方法は検査|項目ごとに受けられる時期が違う

感染の有無は検査でしか確認できません。ただし感染してすぐは検査で判定できない期間(ウィンドウピリオド)があるため、心当たりのある接触からどれくらい経っているかで受けられる項目が変わります。当院の基準は次のとおりです。

検査項目接触から検査を受けられる時期採取するもの
クラミジア/淋菌/マイコプラズマ/ウレアプラズマ24時間以上尿(のどはうがい液)
トリコモナス24時間以上尿
カンジダ24時間以上尿・皮膚擦過
ヘルペス24時間以上視診または皮膚擦過(抗原検査)
梅毒(TP抗体・RPR定量)1か月後血液
HIV4週間血液
B型肝炎/C型肝炎感染機会より2ヶ月血液
HPV(尖圭コンジローマ)イボ・できものなどの症状が出た時点皮膚擦過(綿棒)ほか

結果が出るまでの目安と、当日結果をご希望の場合の採取締切は次のとおりです。

  • 約10分: 簡易ヘルペス検査(皮膚擦過・抗原検査)
  • 当日19時頃(13:00までの検体採取): 淋菌・クラミジア・マイコプラズマ・ウレアプラズマ/梅毒TP抗体/HIVスクリーニング
  • 2日以降: 一般細菌・カンジダ・トリコモナス・細菌定性検査(尿)が最短2〜5日、HPV型別検査が最短4〜17日

即日検査をご希望の場合、13:00までの検体採取で最短当日19時頃に結果をお知らせします(14:30以降の採取は翌日19時まで)。

検査できる項目とセットの組み合わせは検査メニュー、費用は料金一覧にまとめています。

上野院での受け方

予約は不要です。検査・治療は自由診療(匿名検査)のため、保険証のご提示も必要ありません。行為の詳細をお話しいただく必要もありません。

診療時間(上野院): 11:00〜13:30/14:30〜20:00(休診日なし・土日祝も同じ時間帯)

アクセス: JR上野駅 徒歩4分/上野御徒町駅 徒歩2分/JR御徒町駅 徒歩3分

今すぐWEB問診で検査の準備をする(1分・匿名可能)

よくある質問

性行為をしていなくても性病にかかることはありますか?

あります。挿入を伴う性行為がなくても、オーラルセックスやキスなどの性的接触で感染する経路があります。厚生労働省も、オーラルセックスには口から性器へ、性器から口への二通りの感染がありうるとしています。また性的接触がなくても、梅毒やB型肝炎は母子感染で、B型肝炎は注射器の共用や輸血など血液を介して感染することがあります。

クラミジアはエッチしてなくても感染する?

オーラルセックスで感染することがあります。厚生労働省は、クラミジアがのどに感染した場合は通常無症状で、のどの分泌物のPCR検査で診断すると説明しています。のどに感染していることに気づかないまま相手の性器にうつしてしまう可能性も指摘されています。当院ではのどの検査はうがい液で行い、性的接触から24時間以上経過していれば受けられます。

性病を持っている男性の特徴は?

見た目や外見で判断することはできません。厚生労働省は、淋菌もクラミジアものどに感染した場合は通常無症状であり、性器から口への感染では口内(特にのど)に病原体が感染しても症状が出ないことが普通だとしています。特徴から見分けるのではなく、心当たりのある接触があれば検査で確認することが確実です。

性病で1番やばいのは?

一つに絞ることはできませんが、放置したときの影響が大きいものとして梅毒とHIVが挙げられます。梅毒は未治療のまま進行すると、ゴム腫や心血管症状が出現し、神経症状を伴うこともあります。いずれも早期に見つければ治療の選択肢があるため、重症度を心配するより、心当たりのある時期に合わせて検査を受けることが大切です。

参考文献

この記事の監修者

監修: 川崎検査クリニック川崎院 院長 大宅裕之

大宅 裕之(おおたく ひろゆき)/川崎検査クリニック川崎院 院長。2021年 山口大学医学部卒業。山口赤十字病院での勤務を経て、2025年より川崎検査クリニックにて男性専門の性感染症外来に従事。2026年7月、同院長に就任。検査から治療までの診療を行っています。

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