「ビタミンDが妊活に良いって聞くけど、本当に着床と関係あるの?」そんな疑問を持っている方もいると思います。
ビタミンDは、主に骨の健康に関わる栄養素として知られていますが、近年では妊活や妊娠との関係についても研究が進んでいます。
この記事では、ビタミンDと着床の関係から妊活女性に不足しやすい理由、効率的な取り入れ方まで、ビタミンDを味方につける方法を詳しく解説します。
ビタミンDはスムーズな着床に欠かせない栄養素

妊活や妊娠と関わりが深い栄養素として注目されているビタミンD。特に近年は、生殖に関わる組織にも「ビタミンD受容体」が存在することが分かってきました。
まずは、ビタミンDがどのような栄養素なのか、そして着床との関係について詳しく見ていきましょう。
ビタミンDとは?
ビタミンDは脂溶性ビタミンのひとつで、カルシウムの吸収や骨の健康に関わる栄養素です。
- カルシウムの吸収をサポート
- 骨や歯の形成を助ける
- 免疫機能を調整する
ビタミンDは、食事で補うほか、日光を浴びることでも体内に取り入れることができます。しかし、現代の女性はビタミンD不足になりやすい環境にあり、実際に日本人女性はビタミンD不足・欠乏が多いことも報告されています。(※1、2)
ビタミンDと着床の関係
そんなビタミンDですが、近年では「着床環境」との関係でも注目されています。
子宮内膜や卵巣には、ビタミンD受容体が存在しており、ビタミンDが内膜環境や免疫バランスに関係している可能性が示唆されています。
ビタミンD受容体とは、簡単にいうと「ビタミンDから指令を受けるためのアンテナ」です。
ビタミンDは体の中に入ると、この受容体と結びつくことでさまざまな働きを行います。
着床は、単純に「子宮内膜に受精卵がくっつく」というだけではありません。実際には、子宮内膜の状態、ホルモン環境、免疫バランスなども影響します。
妊娠は、遺伝子的には「自分とは異なる存在」である「受精卵」を体が受け入れる必要がある行為です。そのため、スムーズな着床のためには、過剰な免疫反応が起こらないように免疫バランスが調整されていることも大切。
ビタミンDは、この免疫調整に関わっている可能性が研究されています。
また、不妊治療の分野では、ビタミンDの値と着床率や妊娠率との関連についても研究が進められており、ビタミンD不足と妊娠率の低下の関連を示唆する報告もあります。(※3)
ただし、現時点では「ビタミンDを摂取すれば妊娠できる」と断定できるものではありません。あくまで、妊活中の栄養管理のひとつとして重要視されている栄養素として考えることが大切です。
ビタミンDと妊活の関わりについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

ビタミンDは男性妊活にも効果的?

ビタミンDは、女性だけでなく男性妊活との関係についても研究されています。
精子には、女性の子宮内膜と同じようにビタミンD受容体が存在しており、精子の運動率や機能との関連が注目されています。
一部の研究では、ビタミンD不足の男性は、精子運動率が低い傾向にあるという報告も。また、ビタミンDはホルモンバランスにも関与している可能性があり、男性生殖器との関係も研究されています。
ただし、こちらも「ビタミンDを摂れば精子が改善する」と断定できる段階のものではありません。
体の栄養状態は、短期間では改善できないもの。そのため妊活では、1つの栄養素や1つの生活習慣を変えれば良いということではなく、栄養習慣や生活習慣全体を見直し、それを継続することが何より大切です。
妊娠を目指すために必要なビタミンDはどのくらい?

「妊活にはビタミンDが大切」と聞いても、実際にどのくらい摂れば良いのかイメージしにくいもの。
ビタミンDは骨の健康に関わる栄養素として、厚生労働省でも摂取基準が定められていますが、妊活中や生殖医療の現場では、一般的な推奨量より高めの摂取が提案されることもあります。
ここでは、妊活中のビタミンD摂取量の目安と、摂りすぎることによる注意点について分かりやすく解説します。
妊活中のビタミンD摂取量の目安
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18歳以上の女性におけるビタミンDの1日の目安量は9.0μgとされています。
しかし、これは主に「骨の健康を維持すること」を目的として設定された量であり、ビタミンD欠乏を予防するための量です。
妊活や生殖医療を目的とした場合、クリニックなどでは1日あたり25〜50μg程度を目安量としてすすめるケースもあります。これは、ビタミンD不足が妊娠率の低下に悪影響を及ぼす可能性が考えられているためです。
骨の健康の維持のための目標量の9.0μgと比較すると、とても大きく感じますね。しかし、実際に米国内分泌学会では、成人におけるビタミンD不足の改善・維持のために1日あたり1500〜2000IU(約37.5〜50μg)が必要であるとされています。
つまり、ビタミンDが不足傾向にある日本人女性には、これくらいの量が必要であると考えることができます。
しかし一方で、ビタミンDは多く摂れば摂るほど良いというものではありません。ビタミンDは摂った分だけ体に蓄積される脂溶性ビタミンであるため、過剰摂取には注意が必要です。そのため、目標量と共に耐容上限量(健康被害を起こさないと考えられている上限量)も定められています。
| ビタミンD摂取量の目安 | 補足 | |
| 厚生労働省の目安量 | 9.0μg/日 | 骨の健康維持を目的とした一般成人女性の目安量 |
| 妊活・不妊治療で意識される量 | 25〜50μg/日前後 | 着床環境や妊娠率との関連研究をもとに、不妊治療現場で提案されることがある量 |
| 耐容上限量 | 100μg/日 | 長期間継続して摂取しても健康障害が起こりにくいとされる上限量 |
ビタミンDを摂りすぎるとどうなる?
ビタミンDは妊活中に大切な栄養素のうちのひとつです。しかし、サプリメントなどから過剰に摂り続けると、健康に被害を及ぼす可能性があります。
- 高カルシウム血症
- 吐き気
- 食欲低下
- 倦怠感
- 腎機能への負担
また、一部の調査によると、妊娠前のビタミンDの過剰摂取は、早産など周産期の予後を悪化させる可能性が示唆されています。(※4)
通常の食事だけで過剰摂取になることはほとんどありませんが、サプリメントを使用する際は、成分量を確認しましょう。特に海外製サプリやサプリを複数併用している場合は注意が必要です。
【セルフチェック】ビタミンDが不足しやすいのはどんな人?

ビタミンDは、食事だけでなく「日光を浴びること」でも体内で作られる栄養素。しかし現代の女性は、紫外線対策、室内中心の生活、食生活の変化などからビタミンD不足になりやすい傾向があります。
実際、日本人女性はビタミンD不足の割合が高いことも報告されており、妊活中は特に意識したい栄養のひとつです。
まずは、自分が不足しやすい生活スタイルに当てはまっていないかチェックしてみましょう。
| チェック項目 | ビタミンD不足につながりやすい理由 |
| 日焼け対策を徹底している | 日焼け止めや長袖・日傘中心の生活では、体内合成量が低下しやすくなります。 |
| デスクワーク中心で外に出る機会が少ない | 室内生活が続くと、日光を浴びる時間が不足しやすくなります。特に在宅勤務中心の方は注意が必要です。 |
| 外食・デリバリー中心の食生活 | 外食では炭水化物や肉類中心になりやすく、不足につながることがあります。 |
| 魚をあまり食べない | 鮭、いわし、さんま、さばなどはビタミンDを多く含む代表的な食品です。魚を食べる頻度が少ない方は不足しやすい傾向があります。 |
| きのこ類・乾物をあまり食べない | 干し椎茸やきくらげなどの乾物にはビタミンDが豊富に含まれています。きのこ類を食べる機会が少ない方は不足につながることがあります。 |
| ダイエット中・食事量が少ない | 極端な食事制限では、ビタミンDだけでなく脂質不足によって吸収効率も低下することがあります。 |
| 脂質を控えすぎている | ビタミンDは脂溶性ビタミンのため、極端な脂質制限では吸収効率が低下する可能性があります。 |
| 冬場に体調を崩しやすい | 冬は日照時間が短く、紫外線量も低下するため、ビタミンD不足になりやすい時期です。 |
| 生活リズムが乱れている | 睡眠不足や生活リズムの乱れは、食生活の偏りや屋内生活につながりやすく、栄養バランス全体が崩れやすくなります。 |
妊活中にビタミンDを上手に補う方法
妊活中に意識したいビタミンDですが、「具体的に、どうやって補給したら良いの?」と悩む方も多いでしょう。
ビタミンDは、「食事」「日光浴」「サプリメント」など、複数の方法で補うことができます。
ここでは、妊活中にビタミンDを取り入れる具体的な方法について分かりやすく紹介します。
ビタミンDが多く含まれる食べ物を知ろう

ビタミンDは、魚類やきのこ類に多く含まれています。
【ビタミンDが多く含まれる食材】
| 食品 | ビタミンD含有量(100gあたり) |
| 紅鮭 | 33.0μg |
| さんま | 16.0μg |
| さば | 5.1μg |
| 干ししいたけ | 12.7μg |
| 乾燥きくらげ | 85.4μg |
特に乾物のきのこ類は、乾燥や天日干しによってビタミンDが増えることが知られています。
しかし、毎日栄養素を意識した料理をすることは簡単なことではありません。仕事中のランチや帰宅後の夕食は、できるだけ簡単に食べられるものが良いですよね。
そんな時に選びたい、または手軽に食べられるおすすめメニューはこちら。
- 焼き鮭定食
- さば定食
- 海鮮丼
- サーモンサラダ
- いわしの蒲焼き
ビタミンDは、主食中心の食事では不足しやすい栄養素であるため、サラダや汁ものを一品追加することや、魚のおかずを選ぶことを意識して取り入れていきましょう。
できるだけ日光を浴びよう
ビタミンDの大きな特徴は、「日光を浴びることで体内でも作られる」という点です。紫外線を浴びることで、皮膚でビタミンDが合成されます。
しかし、「日焼けをしたくない」「肌を守りたい」という思いから、日焼け対策に力を入れている方も多いですよね。そんなときには、小さなことから無理なく取り入れる工夫がおすすめです。
- 通勤・退勤時に少し歩く
- ベランダで過ごす時間を持つ
- 昼休憩のときに短時間でも外に出る
「日焼けすること=ビタミンDの補給」というわけではないので、適度に日光を浴びることが大切だという意識を持つと良いでしょう。
また、近年では、ビタミンDをカットせずに日焼け対策ができる日焼け止めなども登場しています。「肌は焼きたくないけどビタミンDは補給したい」という方は、ぜひ活用してみてくださいね。
サプリメントを活用しよう

ビタミンDを手軽かつ効率的に摂りたい方におすすめなのがサプリメントの活用です。
毎日魚料理を食べたり、日光を浴びたりするのにハードルを感じるという方は、サプリメントでビタミンDを補給するのが賢い選択肢。
特に妊活中は、ビタミンDだけでなく葉酸、鉄分、ビタミンB群など意識したい栄養素がたくさんあります。ビタミンDと一緒に、これらの栄養素もオールインワンで摂ることができるのがサプリのメリット。
ビタミンDを中心に、妊活をサポートする栄養がぎゅっと詰まった妊活サプリを次の項目で詳しく紹介します!
妊活中のビタミンD補給におすすめのサプリは?

「サプリメントで手軽にビタミンDを補給できるなら、試してみたい!」と思っても、「どのサプリがいいの?」「どうやって選ぶのが正解なの?」と選び方に難しさを感じる方もいるでしょう。
ここでは、妊活中のビタミンDサプリの選び方や、必要な栄養素をまとめて補えるおすすめサプリを詳しく紹介します。
選び方のポイント
妊活中にビタミンDのサプリを選ぶときは、「ビタミンDが入っているか」だけではなく、「どれくらい配合されているか」や「他の栄養素も一緒に摂れるか」を見ることが大切です。
妊活のためにビタミンDサプリを始めるなら、25〜50μg/日前後のビタミンDが含まれているサプリを選びましょう。
また、妊活中はビタミンD以外の栄養素の摂取も大切。中でも「葉酸」は、厚生労働省でも妊娠前からサプリから1日あたり400μgの摂取が推奨されている栄養素です。
その他、「妊娠に向けた体づくり」のために摂りたい栄養素としては、次のようなものが挙げられます。
- たんぱく質
- カルシウム
- 鉄分
- ビタミンB群
- 亜鉛
サプリを選ぶ際には、葉酸とビタミンDに合わせて、これらの栄養素が一緒に摂れるものがおすすめですよ。
妊活中に必要な栄養についてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね!



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「本当に効果はある?」「実際に飲んだ人の評価はどうなの?」と気になる人は、mitasの口コミをまとめたこちらの記事もぜひ読んでみてくださいね。


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妊活中のビタミンD習慣は「無理なく続けること」が大切

ビタミンDは、妊活中の強い味方となる栄養素。しかし、一方で安定したビタミンDを毎日継続して摂ることは簡単なことではありません。
まずは自分の食習慣や生活習慣を振り返り、長く継続して続けられる自分なりの方法を考えてみましょう。サプリを上手に取り入れれば、ビタミンDと必要な栄養素を簡単に補給することができますよ。
妊活中に大切なのは、「瞬発力」より「継続力」です。いつも100%で頑張る必要はありません。高配合のビタミンDを手軽に補える「mitas」で、毎日の体づくりに取り組んでいきましょう。
参考文献:
(※1)98%の日本人が「ビタミン D 不足」に該当
(※2)最近の日本人のビタミンD欠乏
(※3)反復着床障害・習慣流産とビタミンD 【ビタミンDは妊娠における生殖免疫機構に関与しているのか】
(※4)生殖補助医療を受けた妊婦における妊娠前ビタミンD摂取量と周産期予後の関連:エコチル調査
男性ビタミンD状態と男性因子不妊【JST・京大機械翻訳】 | 文献情報
日本人の食事摂取基準(2025年版)
O-29 日本人不妊女性における血中25(OH)ビタミンD測定の臨床的意義: 大規模後方視的コホート研究
Action2 生活を整えよう | プレコンノート | 国立成育医療研究センター


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