ソープで性病になる確率は?本番ありで高まるリスク・うつる病気・検査を受けられる時期

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ソープは、性器同士の接触(本番)にオーラルセックス・キス・皮膚同士の接触が重なるため、風俗の中でもっとも感染経路が多い店種です。「確率は◯%」と示した公的な数値はありませんが、当院で検査を受けた方の梅毒陽性率は3.5%、咽頭淋菌は4.3%で、コンドームで防げない感染も含めて実際に起きています。この陽性率は定期検査目的で症状のない方を多く含んだ数字です。症状がある方や、風俗利用のあとに不安があって検査を受ける方に限れば、陽性率はこれより高くなる場合が多いと考えられます。厚生労働省は性感染症について「性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します」と説明しています。

この記事では、確率の代わりに公的機関の数字と当院の実測データで「どのくらい起きているか」を示し、本番ありで高まるリスク、うつる病気、そして行為の何日後から検査で分かるかを整理します。風俗全般の行為別リスク比較は風俗で性病にかかる確率の記事、ピンサロについてはピンサロで梅毒・クラミジアはうつるかの記事をご覧ください。

目次

ソープで性病になる確率は?数字で分かっていること

「1回の行為で感染する確率」は、病原体の種類、相手が感染しているかどうか、感染している部位、行為の内容によって大きく変わるため、公的機関は数値を示していません。代わりに、次の数字が判断の目安になります。

厚生労働省が示している数字

  • オーラルセックスには「口(くちびる、口内の粘膜、のどを含みます)から性器へ、性器から口へ、の二通りの感染がありえます」(厚生労働省 オーラルセックスQ&A)
  • 性器にクラミジアが感染している人の10〜20%はのどにも感染しており、淋菌では10〜30%との報告がある(同Q&A)
  • 梅毒は「主に、粘膜や皮膚が、梅毒の病変部位と直接接触することで感染します。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等です」(厚生労働省 梅毒Q&A)

当院の実測データ

川崎検査クリニック上野院で検査を受けた方のうち、陽性だった割合です(集計期間 2024年7月13日〜2026年3月31日)。

検査項目検査数陽性数陽性率
梅毒(TP抗体・血液)1,292件45件3.5%
咽頭クラミジア(うがい液)1,784件36件2.0%
咽頭淋菌(うがい液)1,753件76件4.3%

また、尿で淋菌が陽性だった方のうち23.7%はのどからも淋菌が検出されました(両院合算・尿とのどの両方を検査した方に限定)。厚生労働省が紹介する「10〜30%」の範囲に収まる数字です。

🚨 この数字は「当院で検査を受けた方のうち陽性だった割合」です。ソープで感染する確率ではありません。症状や心当たりがあって来院した方を含むため一般人口の有病率より高く出る一方、定期検査目的で症状のない方も多く含まれるため、症状が出ている方に限れば陽性率はこれより高くなります。項目別の詳細は性病検査の陽性率データ(上野院実測)に掲載しています。

本番ありで高まるリスク|ソープで起こる接触と、うつる病気

ソープが他の店種と違うのは、1回の利用で複数の接触が重なることです。接触ごとに、感染しうる性病とコンドームで防げる範囲が異なります。

接触感染しうる主な性病コンドームで防げるか
性器同士の接触(本番)クラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマ・梅毒・HIV・B型肝炎・ヘルペス・尖圭コンジローマなど正しく使えば大きく減らせる。ただし覆われない部分の皮膚や粘膜の接触は防げない
オーラルセックス(フェラ・クンニ)のどのクラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマ、梅毒、ヘルペス口と性器の接触はコンドームなしで行われることが多く、口↔性器の両方向に感染がありうる
キス・ディープキス梅毒(くちびるや口内に病変がある場合)、ヘルペス防げない
皮膚同士の接触(密着・マット)梅毒・ヘルペス・尖圭コンジローマなど、皮膚の病変部との接触で感染する性病防げない

厚生労働省の梅毒Q&Aは、コンドームについて「コンドームが覆わない部分から感染する可能性もあるため、コンドームで100%予防できると過信はしないようにしましょう」としています。「ゴムを着けたから大丈夫」と言い切れないのは、ソープではコンドームの外側で起こる接触が多いからです。

オーラルで感染する性病の詳しい話はフェラで性病はうつるかの記事クンニで性病はうつるかの記事、キスについてはキスで感染する性病の記事で解説しています。

「お店が定期検査をしているから安全」とは言えない理由

  • 検査には「感染してから検査で分かるまでの期間」がある。たとえば梅毒は感染機会から1か月後、HIVは4週間たたないと検査で捉えられません。月1回の検査で陰性でも、検査直後に感染していれば次の検査まで分かりません
  • 感染しても症状が出ないことが多い。厚生労働省は性感染症について「感染しても、すぐに症状が出ず比較的軽い症状にとどまる場合や無症状のままだったり、一度症状がでても感染力があるまま症状が消えることもあります」と説明しています。本人が気づかずに接客を続けることは起こりえます
  • のどの感染は尿検査では分からない。のどのクラミジア・淋菌は尿の検査では検出できず、うがい液など、のどの検体が必要です。当院の実測でも、のどが陽性だった方の多くは尿が陰性でした

つまり、お店の検査体制はリスクを下げる要素ではあっても、利用した本人が検査を受けない理由にはなりません

ソープの後に症状がなくても検査を受けるべき理由

クラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマは、男性でも症状が出ないことがあり、のどの感染は通常は無症状です。梅毒も、厚生労働省は「感染しても無症状の場合もあり、治療に結びつかないだけでなく、自分の知らない間に他の人に感染させてしまうことがあります」としています。

症状がないまま放置すると、パートナーにうつす、梅毒のように「症状が消えても放置していると、数年から数十年の間に心臓や血管、脳など複数の臓器に病変が生じ」る(厚生労働省)といった事態につながります。心当たりがある行為があれば、症状の有無ではなく時期で判断して検査を受けてください。

いつから検査を受けられるか(行為からの日数)

検査で分かるようになる時期は項目ごとに異なります。上野院で受けられる時期の目安は次のとおりです。

検査項目受けられる時期採取する検体
クラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマ行為から24時間以上尿。のどはうがい液(綿棒でのどをぬぐいません)
梅毒行為から1か月後血液(TP抗体・RPR定量)
HIV行為から4週間血液
B型肝炎・C型肝炎感染機会より2ヶ月血液
ヘルペス水ぶくれ・ただれなどの症状が出た時点視診・皮膚擦過
尖圭コンジローマ(HPV)イボ・できものなどの症状が出た時点皮膚擦過

おすすめの進め方は、まず24時間以上たった時点でクラミジア・淋菌などの尿とのどの検査を受け、梅毒とHIVは1か月後に受け直すという2段階です。ソープは本番・オーラル・キスが重なるため、尿だけでなく、のどの検査を一緒に受けることをおすすめします。

上野院での受け方

予約は不要です。検査・治療は自由診療(匿名検査)のため、保険証のご提示も必要ありません。行為の詳細やお店の名前をお話しいただく必要はありません。

診療時間(上野院): 11:00〜13:30/14:30〜20:00(休診日なし・土日祝も同じ時間帯)

アクセス: JR上野駅 徒歩4分/上野御徒町駅 徒歩2分/JR御徒町駅 徒歩3分

今すぐWEB問診で検査の準備をする(1分・匿名可能)

よくある質問

ソープで性病にかかる確率はどのくらいですか?

1回の行為で感染する確率を示した公的な数値はありません。病原体の種類、相手の感染の有無と部位、行為の内容で大きく変わるためです。参考として厚生労働省は、性器にクラミジアが感染している人の10〜20%はのどにも感染しており、淋菌では10〜30%との報告を紹介しています。当院で検査を受けた方のうち梅毒が陽性だった割合は3.5%、咽頭淋菌は4.3%でした。確率を推し量るより、時期に合わせて検査を受けるほうが確実です。

コンドームを着けていれば、ソープでも性病にはなりませんか?

なることがあります。厚生労働省の梅毒Q&Aは、コンドームが覆わない部分から感染する可能性もあるため、コンドームで100%予防できると過信しないようにと説明しています。ソープではオーラルセックスやキス、皮膚同士の接触がコンドームの外側で起こるため、のどのクラミジア・淋菌、梅毒、ヘルペスなどはコンドームでは防げません。

お店で定期的に検査しているソープなら安全ですか?

安全とは言えません。梅毒は感染機会から1か月後、HIVは4週間たたないと検査で捉えられず、検査直後の感染は次の検査まで分かりません。また性感染症は無症状のことが多く、本人が気づかないまま接客が続くことがあります。お店の検査はリスクを下げる要素ですが、利用した本人が検査を受けない理由にはなりません。

ソープの後、いつ検査を受ければいいですか?

項目によって異なります。上野院では、クラミジア・淋菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマは行為から24時間以上で受けられ、のどはうがい液で調べます。梅毒は1か月後、HIVは4週間、B型肝炎・C型肝炎は感染機会より2ヶ月です。まず24時間以上たった時点で尿とのどの検査を受け、梅毒とHIVは1か月後に受け直す2段階をおすすめします。

参考文献

この記事の監修者

監修: 川崎検査クリニック川崎院 院長 大宅裕之

大宅 裕之(おおたく ひろゆき)/川崎検査クリニック川崎院 院長。2021年 山口大学医学部卒業。山口赤十字病院での勤務を経て、2025年より川崎検査クリニックにて男性専門の性感染症外来に従事。2026年7月、同院長に就任。検査から治療までの診療を行っています。

最終更新日: 2026年9月11日

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この記事を書いた人

川崎検査クリニック医師(医師免許取得)。性病・STD専門外来を担当し、クラミジア・淋病・梅毒・HIV検査から治療まで幅広く対応。上野院・川崎院の2院を運営し、匿名・即日検査を提供。DoxyPEP(性病予防薬)やHIV-PEPなど最新の予防医療も実施。性感染症の早期発見・早期治療を通じて患者のQOL向上に取り組んでいる。

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